February 11, 2018

NHK-BS1を見ています

 前回、テレビを見るようになったことを書いた。では、具体的になにを見ているのかということについて書きたい。結局のところというか当然というか、見るのはNHKである。

 ご多分に漏れず私もまた子供の頃はテレビばかり見ているテレビっ子だった。 産業としてのテレビ業界が最も成長したのは1980年代から1990年代にかけてであろうが、作品そのもので見た場合、1960年代後半から1970年代はテレビ番組の黄金時代だったといってもいい。しかしながら、今の民放の番組はまず見ない。

 ではなにを見るのかというと、NHK-BS1の国際ニュース番組とBSドキュメンタリーだ。これらはNHKが作っている番組ではなく、海外の放送局の番組にNHKが日本語字幕をつけたり日本語吹替にして放送しているものだ。

 NHK-BS1の国際ニュース番組の主な番組は次の3つになる。

「キャッチ!世界のトップニュース」
「ワールドニュース」
「国際報道2018」

 「ワールドニュース」は、さらに「ワールドニュース」「ワールドニュースアジア」「ワールドニュースアメリカ」の3つに分かれている。これは外国の各国のニュース局のニュース番組のダイジェストを大体50分ぐらいの枠の中で整理をして流しているものだ。例えば朝の4時に放送している「ワールドニュース アジア」では、シンガポール・CNA、韓国・KBS、中国・CCTV、上海・東方衛視、香港・TVB、タイ・MCOT、ベトナム・VTV、フィリピン・ABS-CBNなどのニュース番組が詰まっている。しかも、同時通訳がついて流してくれるのである。これはうれしい。通訳ありで流してくれなければ、ドイツとかフランスとかロシアとかタイとかベトナムとかフィリピンとかブラジルとかスペインとか中国とか香港とか韓国とかインドとかのニュース番組はまず見ないであろう。

 「ワールドニュース」を見ると、今、ざっくりと世界ではどのようなニュースが流れているのかということがわかるのだ。一日の「ワールドニュース」「ワールドニュースアジア」「ワールドニュースアメリカ」の全部を放送をディスクに録画して、全部見るとなると3時間はかかるので、適当に飛ばして見ている。これで十分なのである。

 「ワールドニュース」を見ていて思うのは、当たり前のことであるが、世界の各々の国にも人々が暮らしているということだ。日本という島国にいると、この当たり前の事実を忘れやすい。

 「キャッチ!世界のトップニュース」はNHKが作っている番組で、これら「ワールドニュース」で放送されたトピックの中から、いくつかをとりあげて紹介し解説する番組である。時間がなくて「ワールドニュース」を見る時間がない日などは、「キャッチ!世界のトップニュース」を見るだけにしている。

 「国際報道2018」はあまりおもしろくない。これもNHKが作っているNHKの番組であるが、日本の視聴者にわからせようとするためか、へんに日本の視点に偏るというか、おもねる内容になっている。「ワールドニュース」が良いのは、外国のニュース番組を生のまま、そのままで同時通訳をつけて流してくれるという、その1点にある。それでいいのであって、へんに日本のフィルターをかける必要はない。「国際報道2018」は、NHKの地上波の7時や9時のニュース番組とたいして変わらない内容になっている。このへん、NHKさんにはぜひとも「国際報道2018」の番組の内容を良いものにして欲しいと思う。

 ネットではタダで外国のニュース番組、例えば中東のアルジャジーラ英語放送やロシアの英語ニュース放送局のRT.COMなど、あるいは経済専門ニュースのBloomberg等々のサイトでニュースチャンネルをストリーミング放送で24時間流している。youtubeにはアメリカのFOXやABCやNBC、さらには個人やグループでやっている独立系のニュース放送局などが溢れている。しかも、これらはみんなタダである。

 しかし、ネットのニュース動画は玉石混交で、しかも日付で追っていくには探さなくてならない。今のyoutubeにはイギリスのBBCやアメリカのPBSのドキュメンタリーの動画などがあってたいへん有益なのであるが、やはりNHK-BSの「ワールドニュース」を見るのが一番ラクだ。何度もいいたいが、外務省の機関や海外情報を専門に扱う組織なり部署なりの場ではなく、一般の個人の家庭でたくさんの外国のニュース番組を同時通訳付きでざっくばらんに見ることができるというのは実はすごいことなのだ。特に、日本人はもっとアジア諸国のニュース番組を見るべきだと思う。日本は、アジア諸国の中のひとつの国なのである。

 ちなみにNHKにはNHK World TVという英語放送があり、これはNHK Worldのホームページでライブ放送を見ることができる。しかし、これもおもしろくないというか、情報の量が少ない。NHKは英語放送もやっていますよだけの感が強い。これもやりようによっては、もっとおもしろいものにできるはずだ。

 もうひとつ見逃せないのがBSドキュメンタリーだ。これは外国の良質のドキュメンタリー作品をNHKが買ってきて吹き替えで放送してくれるというものだ。この多くは一度限りの放送であり、録画しておかなくて二度と見ることができない。BSドキュメンタリーは考えされられる良い作品が多い。

 このように、NHK-BSは使い方によって国際情報を知るための、世界を知るための非常に有益なツールになるのである。もっと早く見るようしていれば良かったと思う。

 今は平昌オリンピックが開催されているので、NHK-BS1は国際ニュースの放送が少なくなっている。そういう期間なのでやむを得ないなとは思うが、オリンピックを各国のニュース番組はどのように報道するかということも興味深いことなので国際ニュースをどんどん流して欲しいと思う。

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February 04, 2018

テレビを見ようと思った

 テレビを見なくてなって10年くらいたつ。

 ところが、私はNHKの受信料を払い続けてきた。テレビを持っていない、だからNHKに受信料を払うことをやめる、つまり、NHKを解約すればいいのであるが、もっかの世の中ではNHK解約はかなり困難な話になる。解約したいとNHKに電話をかけたが、テレビ受信機は捨てはいなかったので、それでは解約はできないと言われた。確かにいつでもNHKを見ることができるわけで、NHK側がそう言うのもわからない話ではないなと思い、それではテレビ受像機を捨てたら解約をしたいと言って電話の会話を終えた。

 その後、テレビ受像機を捨てたのは、実は去年になる。テレビを捨てなきゃと思いながらも10年ぐらいがたってしまったのだ。なにしろ21インチのブラウン管テレビなので、そうかんたんに不燃ゴミに出すことができないのだ。しかるべき業者に有償で持っていってもらわなくてはならない。この手続きが面倒と思い、ついつい年月がたってしまったのである。

 去年、大掃除をした時についにテレビを廃棄した。そこで、テレビを捨てたのだから、こんどこそNHKを解約できるだろうと思ったのだが、向こうは違う話を持ち出してすんなりと解約してくれるとは思えず、さてどうしたものか思いながら月日はたっていった。

 この10年間、テレビは見ていないが、NHKの番組はネットでNHKオンデマンドで見ているのである。NHKオンデマンドは有料である。つまり、NHKの受信料を払っているがテレビは見ず、NHKオンデマンドにカネを払ってネットでNHKの番組を見るということをしているのだ。テレビを見ることをやめたいなと思っていた時に、NHKがネットで番組を配信するNHKオンデマンドを始めたのが2008年の末である。おっこれでいいじゃんと思って、テレビを見ることをやめたのだ。NHKオンデマンドで「ネットでNHKを見ている」「(民放)テレビは見ない」「家にテレビはない」ということで、まあ、いいかなと思っていた。経済的合理性よりも「テレビは見ない」という信念というかポリシーというかこだわりを優先し続けてきたのである。

 しかしながら、先日、ふと、やはりNHKの受信料を払い続けていて、NHKオンデマンドにカネを払って番組を見ているのはおかしいと思い始めた。どう考えてもおかしい。NHKを解約することはそれなりに面倒なことになるのならば、テレビを見ればいいのである。地上波も衛星も支払っているのだ。むしろ解約すべきものは、NHKオンデマンドなのではないか。

 NHKオンデマンドは、当初期待していたものとは違っていた。すべての番組が見れるわけではないのだ。また今放送されている番組は、当然のことながらリアルタイムで見れるわけではなく、見るのは翌日になる。ツイッターのタイムラインが今放送されている大河ドラマで盛り上がっていても、自分は見るのは翌日になるのだ。

 ようはテレビ受信機というものは置かずに、パソコンやiPadで見れればいいのである。しかしその昔、パソコンでテレビを見るのは結構大変だったのだ。アレコレと買わなくてはならないものもある。なので気分として、パソコンでテレビを見るのはむずかしい、やめた方がいいと思っていた。

 ところがネットで調べてみると、結構かんたんにできるのだ。ようするに、地上波、BS・CS衛星がひとつになったアンテナの出力端子が壁にある。ここにTVチューナー機器をつなげればいいだけなのである。今の時代は、TVチューナーを、一方はWi-Fiルーターに、もう一方は壁にあるテレビのアンテナ端子とつなぐだけで、それでWi-FiでPCのディスプレイにテレビを映すことができるのだ。なんと、かんたんな時代になったのであろうか。

 というわけで、AmazonでピクセラのPIX-BR310Wとアンテナ端子とつなぐためのアンテナケーブルを買った。製品が届き、セットアップをして、日頃使っているLet's noteでテレビ番組を出してみるとあっさりとできてしまった。技術の進歩だよな。

 PIX-BR310Wは接続できるハードディスクは、最大2Tまでのディスクとのことでさほど大きくない。しかも、録画したファイルはこのPIX-BR310W対応のアプリのStationTVでなくては見れない。通常、ディスクの落とした録画ファイルを保存する場合はDVDに複写して保存する。これができないのは困るが、とりあえず2TBの容量の残りが少なくなってきたら見ないファイルを削除して空きを作っていくしかない。それでも足りなくなったら新しいディスクをつけよう。

 このテレビ録画用のハードディスクであるが、24時間電源を入れっぱなし状態にするためディスク音が静かなものでなければならない。この静音設計のディスクが今の時代はある。というわけで、ビックカメラでバッファローのHDV-SA2.0U3/VCを買ってきてTVチューナーにつなげた。テレビ番組をディスクに録画するというのは初めてやることなのであるが、あっさりとできてしまった。技術の進歩だよな。いかに自分の既成観念というものは間違っていることが多いことか。こうしたことが当たり前になっている、今の時代のパソコンを使っている若いもんにはかなわないな。

 このために10年くらいの間、NHKに地上波と衛星とさらにオンデマンドの料金を支払ってきたのかと思うと、アタマを抱えてうずくまりたくなる。これでもはやオンデマンドを見る必要はなくなったのでオンデマンドをとっとと解約した。もちろん、TVチューナーの購入にお金がかかったが、オンデマンドの1年分くらいのお金でとんとんになる。なぜ、もっと早くこうしなかったのだろうか。

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April 03, 2012

「文章を書く」をクラウド化する

 最近のエディタは、クラウド対応になっているものがある。

 これはメッチャ便利だ。どういうものかと言うと、例えば、自宅のディスクトップで文章を書いていて、途中までの書きかけ状態で終わったとする。次に外出先でiPhoneでこの書きかけ文章を出して、続きを書いて、これも途中で終わる。そして、自宅へ戻りディスクトップで、さっきiPhoneで書き続けていた文章に、さらに書き続けることができるというものだ。

 本来、クラウドというのは、こうした使い方をするためにある。これまでクラウドの時代とか色々言われてきたけど、ようやくクラウドに対応したアプリが出始めてきたので楽しい。

 僕は、オンラインストレージサービスのDropboxというのを使っている。このネット上の保管庫を経由して、自宅でのiMac、ノマドで使うレッツノートや、レッツノートを持っていない時に使うiPhoneの3つで、同じ文章ファイル使うことができる。どんな場所でも、とぎれることなく、前の続きの作業が継続できるというのは素晴らしい。

 もちろん、以前、ここで紹介した「Simplenote」と「JustNotes」の組み合わせもいい。これはただのプレーンな文章ファイルの単体ではなく、情報の整理、タグつけができるので、これはこれで使えるツールだ。

 とにかく、情報はどんどん出す。アタマの外に出す、アウトプットする、ネットに置く、クラウド化する。クラウド化することで、ネットにつながる環境とデバイスさえあれば、どこででも作業ができる。

 もう自分がこれまで書いてきたデジタル文章のファイルのすべてを一式全部、ネット上のDropboxに移動させちゃってもいいかもしれない。

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May 02, 2010

iPhoneを使ってみてわかったこと

 iPhoneを使い初めて一ヶ月近くたつ。画面をタッチすることで画面を動かした、文字を入力するということに、最初はうまくできなかったが慣れてくると、こんなに気持ちがいいものかと感じるようになった。そうした、操作面でのこと以上に、自分のIT環境が激変したと言っても良いぐらいの大きな変化があった。その変化をひとことで言うと、自分の知的生産環境をクラウド化するということであった。

 クラウド化するということは何かというと、簡単に言えば、まず自分が使う文章や画像のデータを自分のパソコンに置くのではなく、ネットの向こう側に置くということだ。なぜそうするのか。例えば、自宅のパソコンで書きものをしていて、出かけるとなり、その出先でも書きものを続けたいとすると、これまではその文章ファイルをノートパソコンに複写していくか、外付けディスクに複写して、それを出先でノートパソコンにつなげて、ノートパソコン側にさらに複写して、さあ作業続行、というものだった。こんなに数多くのモロモロを行わなくてはならないのである。こうなると、もうやりたくなる。

 この「数多くのモロモロを行わなくてはならない」、つまり「コレコレを行わなえば、コレコレのことができます」というのは、機械である以上、「しかたがない」と言えば「しかたがない」のであるが、人の作業において、これが面倒なものになり、自然な流れをストップさせるのである。ここがなんとかできないか、というか、ここがなんとかなるか、ならないか、が最大のポイントであった。そしてこれまでは、ここは「なんともならない」「しかたがない」であったのである。

 ところが、である。今はそうではないのだ。自分のファイルをネットの「とある場所」に置いて、自分の側は自宅のパソコンの時は自宅のパソコンから、出先のノートパソコンの時はノートパソコンから、iPhoneの時はiPhoneから、ネットの「とある場所」にアクセスして、そのファイルを自分のローカルディスクに落として、追加なり修正なりをして、終わったらまたネットの「とある場所」に戻せばいい。この「戻し」が面倒だということもあるかもしれないが、それは自動化するなりなんなりの方法がある。いずれにせよ、一連の作業の流れが途切れることなくシームレスにつながっていることが可能になったのである。

 次に、クラウド化で重要なことは、ネットにある無数のニュースやブログをRSSリーダーに登録すれば、一括して読むことができるということだ。このリーダーのデータも、自分のパソコン側にあるのではなく、ネットの「とある場所」にある。自宅のパソコンで、どこどこまで読んで、次に出先のパソコンでは、その続きから読めて、さらにiPhoneでも、その続きから読めるという、これも「みんなつながっている」のである。何度も言うが、この「つながっている」ということが大変重要である。これがこれまでできなかった。しかし、今はこれができる。

 この「つながっている」というのは、RSSリーダーならRSSリーダーといったアプリ単体の話だけではない。ニュースやブログを読んで、人が次になにをするかと言えば、そこから考えたことや思いついたことをもとにメモやブログやツイッターを書こうとするだろう。これの作業もまたシームレスに「つながっている」必要がある。これがこれまでできなかった。しかし、今はできるのである。今は、RSSリーダーでニュースやブログを読んで、必要なものはメモやメールや自分のブログや自分のツイッターにそのまま持って行くことができる。「そのまま」なのだ「そのまま」。何度も言うが、これ重要なことなのである。

 興味深い、関心があるWEBページの画面そのものやURLも、クリックひとつで、ネットの「とある場所」のWEBページ保管庫やブックマークに置くことができて、これも自宅のパソコンからでも出先でのノートパソコンやiPhoneからでも取り出すことができる。もちろん、修正・追加もできる。

 上記の物事が可能になった背景には、今の東京の無線LAN環境の普及がある。カフェでのコンセント利用可能と無線LANサービスの提供は、ノートパソコンの使い方を激変させたと言ってもいい。これからの時代が、モバイルパソコンの本当に意味が問われる時代になったのだ。 つまり、物理的、地理的なローケーションは関係がなく、ネットにつながれば、そこに「自分の作業空間」を広げることができる。なぜならば、その「自分の作業空間」がこちら側ではなく、ネットの向こう側にあるからである。(しかし、中国からのアクセスの場合、ブロックされることはないだろうか。ちょっと心配だな。今度行った時に確認してみよう。)それができる世の中になった。

 こうしたことができるようになると、テレビや新聞だけではなく、いろいろなメディアからの情報を統合、整理しやすくなるので、テレビ・新聞とは別のものの見方、考え方ができるようになる。こうしたことは、なにも私だけではなく誰でもできることなので、たくさんの人々がこうしたことができるようになれば、テレビや新聞の言うことにただ従うだけの状態ではなくなる。情報通信技術の進歩により、一人一人が知的に独立することが可能になったのだ。

 ITは人を革新する。よく、ケータイやパソコンやネットは、人を馬鹿にする、知的に衰退させるみたいな意見が多いが、そんなことはまったくない。それは使い方による。そして、使い方もどんどん変わっていく。

では、この「正しい使い方」というのは、誰でも知っている、一般化しているというとそうではなく、新聞、テレビ、大手出版社、パソコンメーカーなどはこうしたことを言うかというと言わない。わかっている人の発言から、自分で自分なりに試行錯誤しながら学んでいくしかない。

 自分は、インターネットがまだ普及する前のパソコン通信の時代からの人であるが、今の時代のパソコンの使い方は、以前と根本的に変わっている。変わっているが、その根底にあるのは、一人一人が独立していくことであり、独立した人々がつながりあうということだ。その理念は変わっていない。パーソナル・コンピュータがこの世に出現してずいぶんたつ。世の中は大きく変わったけど、その革命の理念のようなものは変わることなく、その時々に姿を変え、ちゃくちゃくと進歩している。

 というわけで、なんか使ってみようかなと思い、気楽に始めたiPhoneであったが、使ってみると、その向こうにクラウドとノマド、そして集合知とつながるという使い方があった。これは楽しい。

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July 30, 2006

動画を見ています

 このところ、ブログを書くこともせず、何をしていたのかというと、当然仕事をしていたわけであるけれど。とりあえず、夜、自宅へ帰った後とか、土日とかは(まー土日も仕事したりしていたけど)もっぱらネットで動画を見ています。

 自宅のネットが光接続になっているからというわけでもないが、最近、ネットで動画を見ることが多い。元々、以前からABCが有料でネットで流しているABC NewsTVWorld Newsなどをパソコンで見ていたわけであるが、少し前からCNNがCNN Pipelineというこれも有料の番組配信サービスが始まっていて、これを見ている。スカパー!でやっているCNNはCNNjと呼ばれ、CNN internationalを日本向けにアレンジしたものである。スカパー!でCNNを見るよりも、直接、CNN internationalをCNN Piplineで見た方が安い。そもそも、僕はかなり前からスカパー!は契約をやめていて衛星放送のテレビを見ていない。しかし、そうなるとCNNが見れなくなったので、どうしようかなあと思っていたが、ネットで見ることができるようになったので良かった。

 CNN Piplineでは4つのチャンネルがあって、少し前のスペースシャトルのミッションフライトの時は、宇宙センターとスペースシャトルの通信を延々と流していた。打ち上げの時とか、帰還の時とかだけではなく、おもなフライト中全部の通信を延々と流していたのである!スペースシャトルから地球を映したlive映像とかも延々と流れていて、こうしたものを日本の東京の自分の家の机のパソコンで見ることができる今の時代について、つくづく考えるのであった(なんかこの文章が多いな)。今現在は、レバンノンとイスラエルのニュース番組を並べて流していたり、国連での会議の様子などを延々と流している。

 最近話題のYouTubeGoogle videoでは、アル・ゴアやトマス・フリードマンの対談番組を見ることができる。これがいい。さらに、C-SPAN2のBooktvにはキングリッチとアルビン・トフラーの対談やフランシス・フクヤマが最近の自著について語る番組があって、これもまたいい。それらの動画は、10分とか20分とかの動画ではなく、1時間とか2時間とかの動画なのである。トマス・フリードマンなんか3時間なのだ。また、NewYorkTimesのPodcastでは、作家やジャーナリストの約1時間もののディスカッション番組があって、これもいい。前回紹介したように、ザカリアがホストを務める国際関係の番組"Foreign exchange"もネットで見ることができる。

 日本に住んでいる日本人だから、日本のテレビしか見れないというわけではない。日本に住んでいる日本人だって、こうして外国のテレビを見ることができる。これまではアメリカのテレビ番組は、日本のテレビ局が放送するものしか見ることができなかった。しかしながら、今の時代は違う。日本にいながらこうした番組や放送を見たり聴くことができるようになったのだ。しかも、これらの動画やPodcastはタダである。今日、アメリカではネットは人々の知的生産活動のインフラともいうべきものになっている。国境がないインターネットに、アメリカの知的生産活動のインフラがあるということは、日本にいてもそれらを利用することができるということである。さらに言えば、シンガポールにいようと、中国の上海にいようと、インドのバンガロールにいようとできるということなのである。

 知識や技術やデザインやビジネスモデルといった知的付加価値のあるものを創造する産業を、自国の経済のコアにしようとしている国にとって、ネットで教育・啓蒙を行うことはもはやあたりまえのことになっている。日本では、ネットをいかにビジネスにするか、いかに宣伝でネット使うか。あるいは、いかに業務を効率化するかみたいな話しかない。これらは、いわばモノつくり生産技術の発想である。日本では、一般的にネットを製品やサービスの生産や流通、販売の技術の視点でしか見ない。教育や研究や社会啓蒙の分野で、ネットを使っていくことが本格的になされていない。地上波デジタル放送を携帯電話で見ることができるとか、ようするに日本ではコンテンツよりも技術偏重なのである。政治家や作家や芸術家と2時間とか3時間とか対談する番組をネットで流すことを日本ではやらないのはなぜなのか。

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April 07, 2006

マックでWindows!!

 最近、僕のPowerbookはiPod専用マシンになっている。買った音楽CDとか、オンラインで購入した音楽ファイルとか、とにかくかたっぱしからPowerbookのハードディスクに落とし(そして、iPodに転送し)ているので、ハードディスクがほとんど音楽ファイルでフルになってしまっている。

 で、このところ、新しい音楽ファイルを追加しようとすると、「内蔵ディスクが満杯に近いですよ」メッセージがぴんぱんに出てくる。でまあ、そういう時は、もう聴かなくなった古い音楽ファイルをちまちまと消しているのだけど、元の音楽CDの方はブックオフに売り飛ばしてしまったりしているものもあって、そーゆーことに気がつかず、ついうっかり削除した音楽ファイルは永遠に戻ることはないのであった・・・・・・・。どうしてもまた聴きたくなったら、ブックオフで音楽CDを買い戻して、またPowerbookに落として(当然、ここでまた他の音楽ファイルをちまちまと削除する)、そしてiPodで聴いているのであった。なんとオオバカな、ワタシ。

 これは、なんとなせねばならん。なんとかせねばならなんというのは、もう一台、大容量のマックを買おうかなということなのであるが、しかしまあ、カネはかかるよなと思っていた。

 ところがなんと。マックでWindowsXPがブートできるようになったと言うではないか。Powerbookのディスクが音楽ファイルで一杯になったことと、Windowsが正式に使えるようになったことと、どんな関係があるんですかと言われそうだけど。なにを言っているんです。これはすごいことなんです(きっぱり!)。なにがどうすごいのかよくわかないけど、とにかくすごい。

 たとえば、だ。マックを買いたいのだけど、でもなあ、Windowsでなくてはダメというアプリがあるしなあ、だからWindowsPCを買うしかないなあ、という選択が今後一切存在しなくなるということなのである。なんら迷うことなく堂々と(いえ別に、今までコソコソとマックを買っていたわけじゃあないですけど)マックが買えるのである。これはいい。すごくいい。そうまでして、MacOSXを使いたいのですかというと、そうなんですと力強くうなずくのがマックユーザーつーもんであろう。マックは音も静かだし。音楽の質もいいし。映像はまあWindowsPCでもいいのがあるけど(てゆーかディスプレイの話だよな)。

 できることならば、ブートしないで、キー操作でWindowsにもMacOSXにも切り替えられて、そして、ファイルの共有は当然できる、となってくれれば、これはもう言うことなし。

 いずれにせよ、WindowsOSが正式サポートになったということで、これはもう一台マックを買ってしまうかも。

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February 16, 2006

Googleの「めろんぱん」

 今週のTIME Feb 20のcover storyはGoogle。どこぞの国ではIT企業は虚業だとか言われているが、Googleこそ、いまや世界を変えるテクノロジー企業だ。

 特集の紙面の中で、コーヒーブレイクをしている二人のエンジニアの背後に"idea board"というアイディアを書きまくっている壁一面のでかいボードが見える。当然のことながら、一面、英語であるのだが、そこに地球の絵があって、その下に日本語で「食べるもんじゃないぞ」という書き込みがある。で、そこから矢印の線がひっぱってあって、その先に「めろんぱん」という日本語の書き込みが。うーむ、「めろんぱん」・・・・・・・・。

 もっか、『ザ・サーチ グーグルが世界を変えた』(日経BP社)を読書中。Googleなんて、ただの検索と広告の会社だろと思ったら大間違い。

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February 13, 2006

光接続にした

 自宅のネットを、光回線にした。住んでいるマンションで、NTTのフレッツBが使えるようになったということで、それじゃ、ま、ひとつ光にすっかというわけで、光にした。ちなみに、ワタシはさすがに300ボーの時代は知らないけど、その昔、パソコン通信を始めた頃は1200ボーだったのである。1200ボーなんて書いても、今の大多数のインターネットからネットを始めた方々は、なんのことかわからないだろうけど。

 あの当時、将来は光接続になると言われていた。そんなのは、未来の話だなと思っていた。その「未来」になったというわけだ。しかし、肝心の自分の中身の方は、あの頃からどれだけ進歩したのかというと、なんかあの頃のままであるような、ただたんに外観が歳をとっただけのような。

 とりあえず回線が速くなった(なったのか、これで・・・)から、Google Earthは快適に動きますねということで、おもわず20ドルを払ってGoogle Earth PlusにUpgradeしてしまった。

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February 11, 2006

『ウェブ進化論』備忘録その1

 アメリカのシリコンバレーを拠点としてコンサルタントとして活躍する梅田望夫さんの待望の本『ウェブ進化論』(ちくま新書)を今読んでいます。これはもう非常に考えるべきことがたくさんあって、ちょっと今まとまりきれないのですが、この本は今のネットや経済や社会を考える上での必読書である。さる2月7日に、筑摩書房主催により梅田さんと何人かのブロガーで「ウェブ進化論」発売記念イベントがあった。そのイベントの内容がテキストPodcstingで読んだり、聴いたりすることができる。

 そのイベントのログを読みながら、つらつら考えたことをメモってみた。以下は、その断片的な思考のメモである。

人がいて、人々が集団としてそこにある場合、どうしても個別の「人」ではなく「集団」としての思考なり判断なり行動なりが「生まれてくる」。そして、その思考なり判断なり行動なりは、なにを基準にして行なわれるのかというと、経験と情報であろう。経験はともかくとして、その情報はどこから得るのか。「マス(大衆)」は今日では存在し得ないと思う。では、なぜ「マス」は存在しているのか。それは「マス」にさせられてしまったのである。本来、個々にセグメント化されているのに、情報の提供側が個々のセグメントに対して情報を提供するというシステムがないため、今だに「マス」扱いされているのだ。「マス」相手の情報しか提供されないのだから「マス」になるしかない。--->この状況はどうすれば変わるのか。

テレビ、新聞よりは小さいマーケットになる週刊誌やネットが、個別相手の情報を提供していくことによって、マスコミの支配力は弱まるのではないか。

マスコミはなぜ「マス」しか相手にできないのか、「個別」を相手にするとコストの回収ができない、利益にならないからである。マスコミのビジネスモデルは「マス」を相手に商売をするようになっている。

ネットを体験している人と、そうでない人のものすごい断絶。---->掛け渡しが必要---->マスコミにはそれはできない----->ではどこが?

メディア業界人、広告業界人、IT業界人、教育関係者でどれだけの人がこの変化を理解しているか。

本屋へ行くと、こうやって読む本を探したり買ったりしているよりも、ブログ書きとかをする方がいいんじゃないかと思うことがある。インプットはやっていくときりがない。アウトプットの方が意味がある。アウトプットは、自分の人生の時間と労力という限りがある。

大きな本屋へ行くと、これらの本を全部読むのは、自分の人生の時間を全部かけても不可能だろうなと思う。知識の量は、人の生きている時間、脳の理解量を超えている。インプットはきりがない。それよりも、どの知識を学ぶべきか、編集が必要。

グーグルにまだできないのもの、アップルがやろうとしたナレッジナビゲーターみたいなものか。

Web2.0って、つまり「みんな、つながっている」っていうことか。

大学教育を根本的に変えなくてはダメ。

教育を変えなくてはならないことは誰もわかるが、ではどう変えるかで、昔の教育は良かった式なのはダメ。確かに教養は旧制教育の人は高かった。目標は教養があってITもわかる人であるが、大学4年間でそんな教育は無理。卒業後も学ぶことによって可能になる。つまり、大学教育を変えるということよりも、生涯の中で「教育」をどう行なっていくかを考える必要がある。

ようするに編集の問題なのか、コンテンツの問題なのか。永遠に解けない謎。しかし、ネットで誰もがクリエイターになれるのならば、少なくともいいコンテンツをクリエイトすればそれでいいわけではない。

昔、アドビがページミルを始めてリリースした時、マックワールドSFでのアドビのセッションで、老婆が熱心に質問をしていた。ごく普通のおばあさんなのだけど、このおばあちゃんはマックでウェブをやるのかと感動した。

誰もがクリエイターって、アップルの思想ではないか。

シリコンバレーは、その昔、サンノゼに行って道に迷って困りまくったことがある。


 以上、ほんのメモです。『ウェブ進化論』そのものについての感想や、Web2.0については、近日中に書きまとめたい。とにかく、ちょっと今、新しいネットの考え方をもとに、自分の知的生産の方法のもろもろを作り直しています。まるで、なんかこー大学生の頃に戻ったみたいな感じってゆーか。

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January 15, 2006

インテルマックあらわる

 9日、サンフランシスコでマックワールドが開催された。一時期は毎年のように行っていたマックワールドであるが、最近はめっきりと行くことがなくなって、自宅でジョブズの基調講演をWebcastで見るだけになってしまった。それにしても、ジョブス歳をとったな。

 しかし、実際、これを現地で見るのはそれなりにたいへんなのだ。いい席を確保するためには、早朝から並ばなくてはならないし、入場料金もそれなりに高額なのである。それが今では、わざわざサンフランシスコへ行くこともなく、自分の家のパソコンで基調講演を見ることができるという、こりゃあもう時代は大きく変わってしまったんだなと、しみじみ思う冬の空なのであった。ちなみにその昔、東京でもマックワールドは開催されていて、幕張でやっていたのである。ジョブズも来日して基調講演をしていた。東京でのマックワールドは、来場者数がアメリカを超える20万人近くにおよび世界最大規模のマックユーザーの集いであった。あの頃のマックワールドは楽しかった・・・。(遠い目)

 というわけで、インテルマシンになったマックであるが、なんつーか、あの「MacBook Pro」の名前はなんとかならんもんかと思う。Powerbookのままでいいではないか。なんすかMacBookProって。それに、MacBook Proの製品コンセプトは一体なんなのかよくわからん。唯一わかることは、あの重量2.54kgはモバイル用ではないなということだ。結局、マックユーザーが、マックのノートがインテルにならないかなあと思っていたのは、インテルマシンになればもっと軽量なノートになるであろうと思っていたのだと思う。それが2キロを超えるノートでは、とてもではないが持ち歩きはできない。もちろん、モバイル用ではない15インチのノートなのであるということは言えるであろう。しかしそうであるのならば、今、Powerbookを使っているユーザーはMacBookProに変えようという気にはならない。それと毎度思うことは、もの書きにとって打ちやすいキーボードとはなにかという視点なんて、全然持ってねえだろう、えっアップルさんよお。思えば、PowerBook1400のキータッチの良さは、アップルの歴史の中でその後二度と顧みられたことなどなかった。

 ジョブズの基調講演を聴いていて不思議だったのは、インテルマックはiPodとiTunesとiLifeが動けばそれでええんかということだ。つまり、クリエイターのツールとしてのマックとして見た場合、プロ向けのFinal Cut ProやShakeといった映像・音楽編集ソフトがインテル版のマックではどうなるのか、こっちの方が重要だと思う。しかし、こちらの方は依然としてPowerPCでなくてはならないままである。

 アップルという企業の理念には"rest of us"というのがある。「アップルは一般の人々のためのコンピュータを提供する」という意味である。「一般の人々のため」であるのならば、確かにiLifeが動けばそれでいいであろう(それにしても、iLifeを使っている人って、あまり見かけないような気がするのだけど)。今回、iWebという新しいソフトが出た。カンタンにブログやPodcastが作成できるところは、いかにもアップルの"rest of us"のソフトだと思う。しかしながら、その一方でアップルは、クリエイターのツールとしてマックを位置づけているではないか。ここに矛盾がある。つまり、マックは一体どっちのユーザーを向いているのかということである。

 もうひとつ疑問に思ったのは、iPodとiTunesのビジネスモデルが成功したことはわかった。iPodが売れていることはよーくわかった。では、今後の展開をどうするのかということはさっぱりわからない。テレビ番組の配信をもっと増やすというのはわかるのだけど、iTunesは音楽だけを扱うのではないから、ミュージックストアであることやめるとか、レファレンス機能をアップさせるとか、日本に住所のあるクレジットカードでも、アメリカのものを買えるようにするとか、やることはたくさんあるだろう。そうしたIT企業のCEOみたいな話はしないというところが、いかにもジョブズらしい。

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