緊急事態宣言が発令された
今週4月7日に緊急事態宣言が発令された。私は、実質的には3月27日から自宅での在宅勤務になっているので、変わらない日々である。平日は家の中で仕事をして、外に出るのは仕事を終えて晩ご飯を買いに近所のスーパーやコンビニに行くことしかしていない。
グローバル化した世界で感染力の高い病気が発生した場合、世界的にパンデミックになるのは当然のことだ。それはこれまで数多くの人々が述べてきた。もともと、人類、ホモ・サピエンスは定住をしない移動をして狩猟採集の生活をする生き物であったが、1万年前から紀元前3000年頃までにかけて定住し農耕を主体とする生活をするようになった。定住化し、密集した集団社会になり家畜と暮らすようになることで、さまざまな疫病や寄生虫と暮らす生活になった。パンデミックが発生する可能性が常にあり、事実、疫病で滅びた社会は数多くあった。
今回の出来事も人類史の流れでみれば、これまで無数にあった出来事がまた起きたということだ。このグルーバル・パンデミックは世界史の感染病の歴史に残る出来事であり、それに遭遇したということになる。
今日は日曜日であるが繁華街の人通りはかなり減っているようだ。平日の通勤も含め、完全に人の移動を停止させなくては短期間で収束させることはできない。十分な補償のないやり方ではこの状態がずるずる続き、自粛は長引くことになるだろう。今の状況は、景気対策や経済復興とは根本的に違うということがわかっていないのである。
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