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February 11, 2013

幼稚な海軍、メンツの政府

 中国海軍のフリゲート艦による海自の護衛艦への射撃レーダー照射事件について。

 端的に言うと、この事件は中国海軍の幼稚な遊びなので、日本は中国政府に抗議してそれで終わりだ。幼稚な遊びにつきあうことはない。どうしてもひとこと言いたいのならば、「中国海軍は幼稚である」と言えばいい。それで終わりだ。

 日本の防衛相は「国連憲章上、武力威嚇にあたるのではないか」と述べたそうであるが、そんなたいそうなものではなく、法律以前の国際的な軍事常識を知らないバカがやったことだと思っていればいい。

 この出来事について日本側が騒ぎを大きくしても、中国側は政府が軍隊をしっかり管理できていないことになるので、中国政府のメンツとしては、日本がなに言ってこようと知らぬ存ぜぬでつっぱねるであろう。

 だから、日本側は中国側の「事実と異なる」という発言に対しても、まともに対応する必要はない。日本は確かな証拠を出して、国連に開示し、広く国際社会に発信すべきだという声もあるようであるが、これは海自の情報収集能力を世間にさらすようなものでいかがなものかと思う。

 ようするに、中国側はメンツ上、やりましたとは言えない事情があり、日本側は証拠を出せと言われて、はいこれですと出せるようなものではない、ということだ。

 ただし、事実は事実として存在している。その事実とは、中国海軍のフリゲート艦が海自の護衛艦に射撃レーダーを照射したということであり、つまりは「中国海軍は幼稚なのだ」ということだ。

 どうも中国海軍は、この種の挑発アソビを日本に対してだけではなく、アメリカや韓国の軍用艦に対しても結構やっているようだ。その都度、アメリカも韓国も中国に抗議をしているようだ。中国はこれまでまともな近代海軍を持つことがなく、カネがふんだんにある最近になって最新鋭の軍艦を持つことができるようになったので、アメリカや韓国や日本を相手に遊んでみたくてしかたがないのであろう。ようするに、その程度の海軍なのである。国際常識のイロハのイも知らない連中だと思ってよい。

 「日本の出方を見るためにわざと仕掛けたのではないか」という声もあるようであるが、相手の出方を見るために、こんな危険なことはやらない。現場の指揮官に、もしそうした意図があってやったのならば、むしろ、3キロ接近して射撃レーダーを作動させたのならば、反撃されて撃沈されても当然ということなる。国際社会は日本が正しく、中国は愚かしいと判断するであろう。

 何度も言うが、その程度の海軍なのである。

 日本は中国政府に対して、法律に基づいて厳重注意を行い、さらに言いたいのならば「おたくの海軍は幼稚ですね」と一言いってそれで終わりだ。これ以上、騒ぐ必要はない。

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