『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』を観ました
先日、映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』を観てきた。主演のメリル・ストリープが、この映画でアカデミー賞主演女優賞をとったというが、そういうことにはあまり関心がなく、ふーんそうなのかと思っていた程度だった。
観る前に、とりあえずサッチャーについてWikipediaでちらりと読んでみた。この人は、オックスフォードで化学を学んでいたとは知らなかった。卒業後、企業の化学研究の職についていたが、保守党から下院議会議員選挙に出馬する。この時期に法律を学び弁護士資格をとったそうだ。以後、政治家の道を歩む。政治家になったのは、市長も務めたこともある父親の影響だろうか。
サッチャーについて、わからないことがいくつかある。
なぜ化学研究者から政治の道を選んだのか。なぜ、保守党の党首に成り得たのか。そして、サッチャーについて考える際に、どうしても触れなくてはならない新自由主義について。この思想はどのようにして生まれ、どのようにイギリスにおいて実行されたのか。そもそも、イギリス現代史の中でThatcherismとは一体なんであったのか。
この映画は、そうした疑問に答えてくれるものではなかった。やはり、自分で調べていくしかないな。ただし、メリル・ストリープの演技は見事だった。
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