ポスト・アメリカン・ワールド
神保町の上島珈琲店にて。
北京にいた時、上島珈琲店へ何度も行った。ここは外国人相手の店らしく、英語で注文ができるので、ついついラクな方を選んで、上島珈琲店へ行ってしまうのであった。そのかわり、珈琲一杯でも、中国の物価から見てものすごく高い値段なのである。 中国では、外国人相手の商売は、とにかくふんだくるのである。うーむ。
というわけで、Newsweek Internationalの編集者Fareed Zakariaの"The Post-American World"を読み始める。アメリカ単独による世界管理は、もはや不可能になりつつある。そのことを一番よく知っているのは、アメリカ自身である。だからこそ、アメリカは今、新しい時代と状況に対応しようとしている。この自己変革力こそ、アメリカの本当の意味での強さである。
そして、そのことがわからないのが、我が国のいわゆる親米派の人々だ。彼らはとにかく、なにがなんでもアメリカに従属していれば良いと考えている。これまで通りに、いや、これまで以上にアメリカに従属していれば良いと考えている。実は、こうした人々こそアメリカから見て「迷惑」な人々なのだ。
ポスト・アメリカン・ワールド。世界は、その方向へと向かっている。
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