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January 21, 2009

もうすぐ歴史的演説が始まる

 もうすぐ歴史に残る演説が始まる。

 アメリカ史上初のアフリカ系アメリカ人の大統領就任演説は、歴史に残る名演説になるだろう。
近年の歴史に残る大統領就任演説はジョン・F・ケネディである。自分はケネディの時は生まれていなかった。オバマの大統領就任式は、自分にとってライブでアメリカ史を見ることになる。

 レーガンに始まった保守主義のアメリカは、こうして終わりを告げた。しかし、オバマの理想主義が今のアメリカでどこまで通用するであろうか。ケネディは、あの時代の心ある人々にとっての希望の光だった。その光をオバマが受け継ぐことができるだろうか。

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「経済・政治・国際」カテゴリの記事

Comments

このスピーチに対してひどい評価がイギリスではでていますね。

http://blogs.telegraph.co.uk/alex_spillius/blog/2009/01/20/barack_obama_inauguration_his_worst_speech

Worst Speechですか・・・

MikeRossTky

Posted by: マイク | January 22, 2009 09:43 AM

Mike、

就任演説としては、地味でした。確かに、ブッシュがこれまで言っていたことと、同じようなことを言っています。結局のところ、同じにならざる得ないのです。演説の巧さは違います。オバマの方が上です。しかし、JFKの就任演説のような感動を私は感じませんでした。今のアメリカが抱えている問題は、emotionalで解決する問題ではありません。

Posted by: 真魚 | January 24, 2009 01:50 AM

舎さん、

バットマンVSジョーカーです。最近のバットマンの映画『The Dark Knight』でのバットマン像は、ダークヒーローにならざる得ないアメリカをよく表しています。

保守思想は終わっていません。しかし、レーガンに始まった保守主義のアメリカは終わりました。Robert GilpinのHegemonic stability theoryでは理解できない世界になりつつあります。

Posted by: 真魚 | January 24, 2009 02:06 AM

Mike,

President Ronald Reagan said, in his Inaugural Address "In this present crisis, government is not the solution to our problem; government is the problem. " However, President Obama said, “The question we ask today is not whether our government is too big or too small, but whether it works, whether it helps families find jobs at a decent wage, care they can afford, a retirement that is dignified,”

Obamaの言うことが正しいです。

Posted by: 真魚 | January 24, 2009 02:26 AM

真魚さん、

なぜ、政府が個人が仕事を探せるかとか"dignified"な引退生活を暮らせるかなどに関わる必要があるのでしょうか?これこそ、”does not work"ではないのでしょうか?

政府が社会に関与するほど、社会が悪くなる事は明らかではないでしょうか?

MikeRossTky

Posted by: マイク | January 24, 2009 10:39 AM

真魚さん、

<<今のアメリカが抱えている問題は、emotionalで解決する問題ではありません。

Emotionalを使って選挙に勝ったのがオバマ氏です。ギャップを作ったのはオバマ氏とその側近です。

MikeRossTky

Posted by: マイク | January 24, 2009 10:40 AM

Mike,

政府が個人の生活に関わらない。これは一見正しように見えますが、正しくありません。すべての個人は平等ではありません。権力や財力を持つものが有利になり、そうでない階層は不利になります。共和党はお金持ちと大企業のための政党です。自由競争になれば、有利になる人たちのための政党です。だから、政府の介入を嫌がっているのです。

Posted by: 真魚 | January 24, 2009 10:38 PM

舎さん、

JFKの時代は、アメリカは行うべきことが明確でした。レーガンの時代に至るまで、アメリカが行うべきことが明確でした。だからこそ、大統領が発するメッセージはシンプルで、かつ強力でした。ケネディはリベラルがやるべきことを行い、レーガンは保守がやるべきことをやりました。実際は、ケネディもレーガンも完全にやりきることはできませんでしたが、いずれにせよ、ケネディもレーガンもそれぞれの政治的立場でのやるべきことができたし、メッセージを世界に向けて発信し、また世界の側もそれを支持しました。

これが大きく変わったのは、レーガン以後、ソビエトが崩壊してからです。共産主義勢力が消滅し、世界がグローバル資本主義に覆われるようになって、逆にアメリカの政治的な存在意義そのものが小さくなってしまったのです。ブッシュ・シニアがその影響力を行使したのは湾岸戦争でした。その後の経済政策で失敗し、国民の反感を買います。ブッシュへの反感から当選したクリントン・ゴア政権は、その時の技術革新の波に乗っていたIT技術と金融工学のおかげでアメリカの経済を大きく伸ばしました。しかしながら、レーガンがやろうとしてできなかった、アメリカの抱えていた本当の問題(60年代リベラルの負の遺産)をブッシュ・シニアもクリントンも解決していません。

これは、なぜ保守主義が台頭したのかということを考えるとよくわかると思います。ようするに、60年代が終わった時、国内政治の不安定さや、外国での共産主義勢力の巨大化といった、さまざまな問題が残されました。ここで、アメリカは、第二次世界大戦以後のアメリカの世紀を作ったFDRやJFKといったリベラルでは、このままではやっていけないと危惧しました。この危機感から、後に80年代になって共和党が大きく前進する背景が生まれます。保守主義なら、これらの問題を解決できるのではないか、そうした思いからレーガンが登場しています。

しかしながら、保守主義でも問題は解決しかなった。それが21世紀最初の10年が終わろうとしている今の時代の判断だと思います。60年代リベラルが残した問題を、レーガンは解決できなかったし、その後の、ブッシュ・シニアやクリントンは問題は先送りとし、その他の見栄えのするもの(ブッシュ・シニアにとっての湾岸戦争、クリントンにとってのITやグローバル金融資本)に向かったにすぎません。(クリントンの初期の政権において、ヒラリーが中心になってメディケア制度の改革を行おうとしましたが、その問題の大きさに何もできませんでした)

ブッシュ・シニアに至っては、かわいそうなものです。この人には、最初から、60年代リベラルが残した問題を解決しようという意識すらそもそもなく、南部の石油資本や、イスラエル支持派や、キリスト教右派や、ネオコンに担がれて大統領になりました。そして、都合よく9.11が起こり、国民からの圧倒的支持のもとでイラク戦争へと進めることができたのです。ブッシュ自身に思想や哲学があったわけではありません。政治手腕は、チェイニーがやってきたようなものです。合衆国大統領としてブッシュはどのような人物であったのか。石油資本とイスラエル支持派とキリスト教右派とネオコンの言うことに、ただ従ってきただけです。これがジョージ・ウォーカー・ブッシュの8年間でした。そして世界の人々から嫌われています。ニクソンも世界の人々から嫌われました。共和党の大統領というのは、そういう運命なのかもしれません。

このように、そもそもの問題、60年代リベラルが残した本当の問題は、結局手付かずのまま、ただ先送りをされてきました。それがついに隠しきれなくなった。それが2008年だったと思います。今、オバマの前に現れている問題とは、すなわちこれです。ネオリベラリズムは、60年代リベラルが残した問題への対応という形で現れました。そのネオリベラリズムが失脚した今、我々は60年代リベラルが残した問題の前にもう一度立たされています。つまり、レーガン政権を生んだものも、オバマ政権を生んだものも、その背景は同じなのです。60年代リベラルが残した問題をどう解決するのかということです。

Posted by: 真魚 | January 24, 2009 10:39 PM

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