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January 25, 2009

中国は米国債を売りに出すか

 アメリカは、この経済危機に対して、さらに国債を大量発行するしかない。大量発行すると国債の価格が下がる。国債の価格が下がるということは、買っている側としては良くないことになる。今の世界金融が崩壊して、中国は困ると言えば困るであろうが、それで国が崩壊することはない。

 そこでだ。

 中国は世界最大の米国債保有国である。この中国が米国債を売りに出してしまうと、もはやドル暴落になる。つまり、アメリカにとって米中関係の安定維持は死活問題なのである。

 中国のあり方ひとつで、ドル暴落になるのである。何度も言うが、かりにドルが暴落しても、中国はなんとかなる。なんとかなるんなら、売りに出っしゃいましょうかと思う可能性は十分にある。

 今、中国では米国債を売りに出そうという動きがある。

「ガイトナー発言に反発 「中国が通貨操作」、米国債売却論に拍車 」
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090124AT2M2401P24012009.html

 ドルを基軸とする世界金融が安定運行するためには、アメリカの圧倒的な世界覇権力が必要である。しかしながら、アメリカ以外にも中国などいったいくつかの国が、世界を多極的に管理する時代になると、ドルを基軸とする世界金融は合わないことになる。今起きているのは、そういうことだ。ドルを基軸としている世界経済は、ドルを基軸としない世界経済へと変わり始めている。

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