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December 2008

December 31, 2008

ケネディ演説の再来

 年の瀬、オバマのスピーチをyoutubeからiPodへ落として聴きまくる。

 オバマの演説は、何度聴いても感動する。オバマの演説を聴いていると、ケネディの演説というのは、こういうものだったんじゃないだろうかと思う。自分は、リアル・ケネディを知らない世代である。高校生の頃、ケネディの演説を聴いて、アメリカの歴史と政治に関心を持つようになった。あの頃、ケネディの演説をカセット・テープで聴いた。今、オバマの演説をネットで聴く。iPodで何度も聴く。時代は変わり、テクノロジーは変わったが、言葉からのスピリットは変わっていない。

 昨日、新宿の紀伊国屋書店へ行くと、国際政治の棚では、オバマ演説のCD本が置いてあって、演説をスピーカから流していた。こんなことは、自分の記憶している限りで過去の大統領であったことはない。それを聴いているだけで、またもやじーんと感動してしまう。

 オバマ演説の感動の度合いは、ケネディ演説の再来である。

December 30, 2008

テレビの時代は終わる

 前回、テレビのことについて書いたからというわけではないが、内田先生のブログの過去記事をつらつらと読んでいてなるほどと思ったのは、今、民放テレビがおもしろくもなんともないのは、「テレビで食っている人間」が多すぎるからであるということが書いてあって、なるほどそうだよなと思った。とにかく、「テレビで食っている人間」が多すぎる。「テレビで食っている人間」が多すぎると、番組を作る側の主たる関心は「何を放送するのか」ということより、「これを放送するといくらになるか」ということにならざる得ない。そういう考え方をしなければいいではないかと言うかもしれなが、そうはいかないだろう。

 今や、テレビ業界では広告収入が落ち込んでいる。従来の大手広告主の自動車産業や流通やお酒、飲料などといったお歴々がCMを出さないようになってきたという。なぜ、CMを出さないのかというと、ワカイモンがテレビを見なくなっているという。そういうわけで、テレビの収益は落ちている。遅かれ早かれ、今のテレビの時代は終わる。

 テレビ業界でも、大幅な人員削減になった場合、その人員はどこへ行けばいいのか。やはり、ネットだろう。新しい世界、新しい経済はネットの中にある。本当は、ネットはもっと可能性に満ちたフィールドなのだ。それなのに、なんか、いまひとつパッとしていないのである。

December 28, 2008

NHKオンデマンドを見る

 NHKの過去の番組がネットで有料で見ることができるようになった。ネットで見れるというのがたいへんいい。NHKオンデマンドは、ニュース番組やドキュメンタリーが放送後1週間程度配信する「見逃し番組」と、過去に放送された名作ドラマや「NHK特集」「NHKスペシャル」などを配信する「特選ライブラリー」の二つがある。「見逃し番組」は、月額1470円で見放題で、「特選ライブラリー」の方は基本的には単品の作品ごとに支払いをする。ワタシは、今やテレビをまったく見ない人になっているので、自宅でNHKを見るのは久しぶりなのである。午後7時のNewsを、深夜の0時に見ても、なんとなく、今は7時なんじゃないかという気になる。

 「特選ライブラリー」の方はまだまだ品数が少ないが、これから増えていくだろう。これがそれなりの数になると、これはおもしろいことになるなと思う。これからが楽しみ。大体、NHKはこうした配信サービスをもっと早くからやるべきだった。

December 24, 2008

高校の学習指導要領の改定案をつらつらと眺める

 文部科学省の高校の学習指導要領の改定案をつらつらと眺める。

 つくづく、自分は高校生でなくてよかったなあ、と思う。なにしろ、英語の授業は英語でやれというのである。生徒の方もたいへんであろうが、教師の方もたいへんであろう。高校で英語の授業を英語でやることに意味があるのか、私はかなり疑問に思う。

 英語だけではなく、国語にせよ、理科にせよ、歴史にせよ、とにかく、あれもこれも「やれ」という。こんなたくさんの物事を教育せよというのは不可能ではないかと思う。今の高校生は、これらをやらされて、なおかつ、大学受験があるのだ。とてもではないが、オレにはできんなと思う。もちろん、文部科学省のこのお達しは、目標であり、指針である、タテマエであって、本当にこれらができると思っている人は誰もないのであるのかもしれないが。そうした、お上がタテマエをお達し、現場は現場でやっていくという構造そのものをもうやめにしてもらいたいものである。

 自分がもし、現場の高校教師であったのならば、この学習指導要領改定案を見て、ひたすらうんざりし、途方に暮れるだろう。

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