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June 26, 2008

経済に国境はない

 もうひとつ、Youtubeで見つけた必見の動画を紹介したい。大前研一さんが若い頃のカナダでの講演の動画である。大前さんのすごいところは、20年くらい前から経済には国境はないことを一貫として主張し続け、実際の世界はその通りになったということだ。かつて、日米貿易不均衡問題があった時、当時、マッキンゼー・ジャパンの大前さんが、日米間に貿易不均衡など存在しない、なぜならば、多国籍企業の業績も含めてみれば、日米の間に不均衡などないし、そもそも、経済はボーダーレスなのに、「日」「米」という国の単位で考えるのは間違っていると指摘したのが大前さんだった。これが、大前さんが日本の論壇に現れた最初だったと思う。当時、大学生だった私は、大前さんのこの主張を聞いて、世界観が変わる衝撃を受けた。

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「経済・政治・国際」カテゴリの記事

Comments

リベラルの方々は自由貿易協定とかは嫌いなのでは?アメリカ民主党は一生懸命NAFTAを潰そうとしたり、コロンビア、韓国などとの自由貿易協定を拒もうとしていますよ。

ゴア債権 - No Interest 
クリントン債権 - No Principle

大前氏のスピーチは非常に保守的で良いですね!!税金を使って経済を強くすることが出来ないって!!公共事業はだめだと。

大学時代にこの人を聞いて、なぜ、リベラルに慣れるのですか? 私はジョージタウンで同じようなことを聞いて保守思想を

MikeRossTky

Posted by: マイク | June 28, 2008 at 06:32 PM

こんにちは。三日です。
上の記事と全く関係なくて申し訳ないのですが、『何故虚偽であればあるほどその戦争の理由を納得してしまうのか』でちょっと思いついたことがあります。いきなり話は飛ぶんですが、河合隼雄っていう教育学者みたいな心理学者みたいな人が、『青春は実はものすごく恐ろしい時期で、そのとき人は彼岸の淵まで行ってそれを覗いて自分を再構成しなければいけない。もしかしたらそんな時期を校則で靴下が長い短いだのやっているのにエネルギーを使ってその間の時間を潰してしまうのかもしれない』って言ってました。大人になっても同じことを繰り返すのかなって。いじめは暇だからやるそうですが、大人ももっと恐いものがあるから、戦争で時間を潰す。事実や本当のこと=真実は彼岸の淵に繋がるから理由は虚偽であればあるほどよろしい。この世の社会とか文化は、すごく些細なものが根っこに在ってそれにあわせておおがかりにできているほんのおまけなんじゃないかな、とときどき思います。
あと『自衛官募集案内』っていうDMがうちに来ました。あと各種イベントも経験できるらしいです。面白そうなので資料請求するしかないと思います(笑)
青さ溢るる文章でお目汚し失礼しました。

Posted by: 三日 | July 09, 2008 at 04:41 PM

三日さん、

アンヌ・モレリという歴史学者が書いた『戦争プロパガンダ 10の法則』という本があります。
その中での10の法則とは以下のことであるようです。

(1)「われわれは戦争をしたくはない」
(2)「しかし敵側が一方的に戦争を望んだ」
(3)「敵の指導者は悪魔のような人間だ」
(4)「われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う」
(5)「われわれも誤って犠牲を出すことがある。だが敵はわざと残虐行為におよんでいる」
(6)「敵は卑劣な兵器や戦略を用いている」
(7)「われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大」
(8)「芸術家や知識人も正義の戦いを支持している」
(9)「われわれの大義は神聖なものである」
(10)「この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である」

こうしたことを表明しなくては(でっち上げなくては)戦争ができない、ということにそもそもの無理があります。

しかしながら、こうした無理をしながら、人の集団は、なぜなおも戦争をしようとするのかというと深いものがあります。人間の社会は、遠い昔から、「戦」によって、社会をリセットというか、リシャッフルさせてきたのは事実です。そういう「衝動」があるからこそ、人の社会は文化の中で、「戦」をうまく組み込んできました。戦いの系譜というか、戦士の伝統というか、そういうものですね。戦士が戦場で戦う(だけの)時代の方が「正しい」といえば「正しい」のです。それが近代になって総力戦になって、戦士の伝統文化なんてものはなくなり、いったん戦争になったら国土全土が焦土になることを覚悟しなくてはならなくなりました。こうなると、社会全体が集団的酩酊状態にでもならないと戦争はできません。

Posted by: 真魚 | July 13, 2008 at 11:16 AM

舎さん、

私はlibertarianismではありません。私は政府には政府にしかできないことがあると思っていますし、レッセフェール信奉者ではありません。また、政府の徴税行為も認めています。大前さんもそうです。

Posted by: 真魚 | October 27, 2008 at 01:04 AM

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