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May 01, 2007

呉京を応援しよう!!

 日本ではあまり知られていない、李連杰(ジェット・リー)の後継者と呼ばれる中国の功夫アクター呉京(ウー・ジン)くんを応援しよう!!

 中国の功夫アクターは、大きく分けると中国拳法を道場や専門機関で学んだ武術者出身と、映画のスタントマン出身に分けられて、前者で有名なのが李小龍(ブルース・リー)、李連杰、甄子丹(ドニーイェン)。後者で有名なのが成龍(ジャッキー・チェン)だ。で、さらに言うと、功夫映画での拳法は南派がベースになっている。これは南派の方が映画ウケするというか、動きが直線的でリズム感があるからだ。洪家拳や詠春拳などがそうだ。これに対して、北派である少林拳や太極拳や八極拳は動きが円形であって、どこで始まって、どこで終わるのか、端から見ているとよくわからないので、あまり映画ウケはしない。しかしながら、ホントーの格闘術つーもんはそーゆーもんなんだと、北派の拳法を学ぶワタシはそう思う。

 そこで、北派の拳法を演じることができるのは、映画『少林寺』でデビューした李連杰ぐらいだなと思っていたが、李連杰と同じく北京生まれの北京体育大学卒であるためか、呉京くんも少林拳や太極拳の動きが巧みなのだ。このへん、香港のアクターとは違う。ちなみに、呉京くんは、小雪の弟かと思う程、顔がよく似ている。だから、応援するってゆーわけじゃあないけど。

 YouTubeで少しだけ見ることができる中国のテレビドラマ『太極宗師』は、楊家太極拳の創始者の楊露禅がモデルである。ここでの呉京くんの動きは、楊式ではなく、楊露禅が学んだ陳家太極拳の動きに近い。この套路のシーンはカッコよくて、オレもいつの日か中国へ行って、天安門広場とかでやるぜコレを(笑)。

 この『太極宗師』は、ダイジェスト版がDVDになっていて、日本語字幕版も出ている。でまあ、これを見たわけなのだけど。このドラマがすごくよくて、青年ヨンの拳法修行の物語で、この手の話でお決まりの、お師匠の娘とのラブコメ(笑)もあっておもしろい。ちなみに、この陳師父を演じているのが、映画『少林寺』でも出ていた于海さんですね。この人は、本当の武術者の人です。このドラマの中で、于海さんのやる太極拳の推手を見て、そうか本当はあそこまで大きく動くのだなと思った(わからない人、意味不明)。日本の女忍者と戦うシーンは、こんな忍者はいないと思いつつも楽しめる。監督は、あのユエン・ウーピンなので、いやあ動きがカッコいいスね。

 日本では、中国の武侠ものは、知る人しか知らないマイナーなジャンルではあるが。アジアの中華圏では、誰もが知っているメジャーなジャンルである。日本でもメジャーになることを望んで(うーむ、なるであろうか)、呉京くんを応援しよう!!

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武術・東洋思想」カテゴリの記事

Comments

初めまして、私も呉京君応援に力を入れています千夜と申します。
こちらを拝見しまして、書き込みしたくなってしまいました。
私は武術にはあまり詳しくはないのですが、りんちぇいの作品を小さい頃から見てきたので、呉京君のアクションを見た時は衝撃で彼はもっと腕をあげる…大きくなると確信してます。
彼の作品も輸入入手して、全作品見ています。夏に中国にて公開の映画も大変楽しみにしています。
お互いにずっと彼を応援していきましょう、宜しくお願いします。
※私のBLOGにて彼の情報提供をしています(日本にはファンサイトがまだないものですから)宜しければ一度遊びにいらしてくださいね!

Posted by: 千夜 | May 31, 2007 at 11:48 AM

千夜さん、

にーはお ちゅーつぅ、じぇんめん。李連杰の作品で好きなのは「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」での黄飛鴻のシリーズと、最近の『SPIRIT』なのですけど、呉京くんは、せひともこれに劣らないい作品を作って欲しいですよね。呉京くん、りんちぇいみたく、弁髪が似合うんですよねぇ(笑)。

呉京くんの作品で好きなのは、やはり『太極宗師』です。日本で販売しているのはダイジェスト版なのですけど、中国では全編のものが販売していて、今注文しています。早く届かないかな。あと、甄子丹と共演した『SPL 狼よ静かに死ね』も良かったですね。呉京くん、悪役でしたけど。甄子丹と、あそこまでアクションができるのは呉京くんだけなのではないでしょうか。

こちらこそ、よろしくお願い致します。ちん とぉ ぐあんちゃお。呉京くんを応援していきましょう!!

Posted by: 真魚 | June 01, 2007 at 02:42 AM

こんにちは、真魚さんとおっしゃるのですね。
こちらこそ請多多関照です。
私もりんちぇいのワンチャイ大好きですよ。
できる事なら、このシリーズのリメイク版か何かで良いので、是非呉京君にも飛鴻を演じてもらいたいと夢見ています。
それにしても辮髪姿であれほどキマッている人って見たことありません。
でも呉京君の辮髪姿も、もうここ数年見ていませんね…
太極宗師は届きましたか?この作品の中国版は、
残念ながら字幕(といっても中文字幕ですが)すら付いていないので、細かな部分まで把握できず残念です。
7月に香港で上映される新作映画《男兒本色》ですが、SPLに続く二度目の悪役に扮されています。公開が楽しみですね!(日本公開があるかどうかはまだ分かりませんが)

Posted by: 千夜 | June 06, 2007 at 09:16 AM

千夜さん、

僕もワンチャイの続編を呉京くんにやって欲しいと思いますが、まだ年齢的にどうかなと思います。ワンチャイはりんちぇの次に、同じく北京体育大学で武術家出身の趙文卓が黄飛鴻を演じていますね。趙文卓の黄飛鴻も背が高くてかっこよくでよかったのですけど、若先生という感じでした。今の呉京くんでもそうですね。武術の師匠という年齢ではありません。もう少し年齢が必要ですね。それと、黄飛鴻は優れた漢方医なのですが、この漢方医学に精通しているお医者さんという雰囲気が、今の呉京くんではまだまだですね。もちろん、次の黄飛鴻を演じることができるアクターは呉京くんだけです。

太極宗師はまだ届かないんですよー。うーむ、いつになるのやら。しょうがないので、「南少林」のDVDを見ています。こーゆー元気で明るい青年の成長物語というのが呉京くんは似合いますね。この明るさは、りんちぇも同じです。李小龍のような真面目なクラさがありません。李小龍の武術には悲壮感すらだたよう、壮絶な力とスピードを感じますが、りんちぇや呉京くんの動きには「明るくて、自由で、のびのびとしている」ものを感じます。この動きこそ、北派の中国拳法本来が持っている動きです。ちなみに、黄飛鴻の拳法は南派の洪家拳です。ワンチャイでのりんちぇや趙文卓がやっているのは洪家拳ではありません。洪家拳ができるアクターは「少林寺三十六房」の劉家輝で、この人は確か黄飛鴻のお弟子さんスジの人から学んだのではないかと思います。

7月で新作をやりますか。うーん、香港行きたいなあ。

Posted by: 真魚 | June 09, 2007 at 12:48 PM

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Tracked on July 16, 2007 at 09:44 PM

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