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May 2007

May 31, 2007

合宿稽古へ行ってきた

 先週の土日は、通っている中国拳法の道場の合宿稽古であった。
 カッコよく言うと泊まりがけの研修であるが、つまりは中学や高校のブカツの合宿みたいなものである。とてもオジサンのやることじゃあないなと思う強化訓練であった。

 とりあえず、それなりにこなしてきて、今週はぼおーとする。
 (いえ、もちろん、普段通りに会社へ行って仕事をしていますが。)

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May 13, 2007

トニー・ブレア We will miss you

 TIME誌May14号は、例によって恒例の「世界で最も影響の人々」。例によって例の如く、ここで選ばれるのは、まあTIMEですからねという人々なのであるが。ページをめくってみると、最初の方でトニー・ブレアのデカデカとした顔写真が。なに、ブレアが「世界で最も影響の人々」なのかとムッとしたが、そこはまだ特集のページが始まっていない、ただの記事のページであった。

 いよいよ、ブレアの時代が終わる。ブレアの功罪とは、やはりイラク戦争であろう。TIMEは、こう書いている。

"The Prime Minister, of course, turned out to be disastrously wrong. By 2003, Iraq was already a ruined nation, long incapable of sustaining a sophisticated WMD program. And the Middle East turned out to be very different from the Balkans and West Africa. In a region where religious loyalties and fissures shape societies and where the armies of "the West" summon ancient rivalries and bitter memories, it was naive to expect that an occupation would quickly change a society's nature. "When we removed the Taliban and Saddam Hussein," Blair told Congress in 2003, "this was not imperialism. For these oppressed people, it was their liberation." But we have learned the hard way that it is not for the West to say what is imperialism and what is liberation. When you invade someone else's country and turn his world upside down, good intentions are not enough."

 TIMEも書いているように、中近東はバルカン半島や西アフリカとは違う。そうカンタンには占領統治はできない。この「そうカンタンには占領統治できない」場所に、イギリスをはまりこませたのがブレアであった。ブレアは、2003年の議会でこう語った。「これは帝国主義ではありません。虐げれた人々を解放させるためなのです。」と。しかしながら、帝国主義とは何であり、解放とは何であるのかを言うのは難しい。他国を侵略し、その社会を変えることは、善意に基づいているとは言い難い。

 さらに、TIMEはさらにこう書いている。

He will forever be linked to George Bush, but in crucial ways they saw the world very differently. For Blair, armed intervention to remove the Taliban and Saddam was never the only way in which Islamic extremism had to be combatted. Far more than Bush, he identified the need to settle the Israel-Palestine dispute--"Here it is that the poison is incubated," he told Congress--if radical Islam was to lose its appeal. In Britain, while maintaining a mailed fist against those suspected of crimes, he tried to treat Islam with respect. He took the lead in ensuring that the rich nations kept their promises to aid Africa and lift millions from the poverty and despair that breed support for extremism.

 今後、ブレアは永久にブッシュとの関連において見られるであろう。しかし、ブレアにとって、タリバンとフセイン体制への軍事的な介入だけが、イスラム過激主義者との戦いではなかった。ブレアはブッシュ以上にイスラエル・パレスチナ紛争の解決の必要性を訴えていた。イスラム原理主義の過激な活動がなくなるのならば、それが諸悪の根源なのだと、彼は議会で述べた。イギリスは、武力による威嚇ではなく、イスラムへの敬意を示すように試みた。彼は先進諸国によるアフリカへの援助の約束を維持させ、過激主義への支持をもたらす貧困と絶望から数百万人を救ったのである、とTIMEは書いている。

 その意味では、ブレアは良識の人でもあった。

"The questions Blair asked--When should we meddle in another nation's life? Why should everything be left to the U.S.? What are the wellsprings of mutual cultural and religious respect? How can the West show its strength without using guns?--will continue to be asked for a generation. We will miss him when he's gone. "

 こうした疑問こそ、良くも悪くもアメリカの第一等の同盟国であり、アメリカと共にイラク戦争を始めたブレアのイギリスでなくては出せない疑問だと思う。日本の外務省と親米派のみなさんも、いやあ、TIMEで、日本について、こういう文章が書かれて欲しいものだと思っているのではないか。

 日米同盟は、このレベルの足下にも至っていない。「従軍慰安婦」問題について、日本の首相は、アメリカの大統領に謝罪し、その大統領の方も「謝罪を私は受け入れる」とかわけのわからんことを言ったり。ファーストネームで呼び合う関係って、なんスか。ブッシュはブレアのことを公式の場で「トニー」と呼んだことがあったのであろうか。この「ファーストネームで呼び合う関係」にコダワルというのが、ワタシは理解できん。てゆーか、もっかの支持率28%というニューズウィーク世論調査での1979年のカーター大統領以来の低水準というブッシュは、もう今の日本の首相のファーストネームがシンゾーであることなど忘れているであろう。アメリカの大統領が会見が終わった後でも覚えている日本の歴代首相は、ヤス・ナカソネとジュンイチロー・コイズミぐらいではないだろうか。

 さて、かんじんのTIMEの「世界で最も影響の人々」であるが、まー、いかにもTIMEですねという人選で。

 世界で最も影響の100人の中に、オバマがいて、ヒラリンがいて、アル・ゴアがいて、コンディもいるんだけど、中国の胡錦濤がいて、ビン・ラディンもいて、スティーブ・ジョブス尊師もいる!!共和党シュワルツェネッガー知事は、環境問題に取り組むグリーン・ガバナーとして登場!!おー、いい人選じゃあないか(笑)。

 日本人では、世界的に有名なゲームクリエイターの任天堂の宮本茂トヨタの社長の渡辺捷昭の二人。

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May 12, 2007

外国の新聞紙

 先日書いた韓国映画『韓半島』のDVDは、当然ながら韓国では出ていた。ので、さっそく韓国グッズ専門の通販サイトで注文した。韓国から直接届くというので、少し時間がかかりそうだ。

 以前、同じく韓国映画でチェ・ミンシク主演の『春が来れば』という映画のサントラを探して、韓国から通販サイトを通して買ったことがある。

 この時、届いた箱の中に商品が韓国の新聞で包まれていて。この外国の新聞で包まれているというのが、異国情緒があるんですよねえ。今では、アメリカの新聞には何も感じなくなってしまったワタシであるが、全部ハングルという(あたりまえだな)新聞は、失っていた異国感覚を思い出させてくれるものであった。その昔、サンフランシスコに生まれて初めて行った時、道に落ちていた新聞紙の切れ端を、ずーと眺めていたことがあったなあとしみじみ思う。ちなみに、アメリカの友人にものを送る時に、日本の新聞紙で包んで箱詰めをすると、後でメールにあの新聞紙が良かったと書いてあって、ああ、どこの国も同じなんだなと思った。

 外国語がぶわああっとある本や新聞を見て、そこに抵抗感を感じる人と、異国情緒のロマン(ロマンなのか)感じる人と二種類あると思う。その意味では、僕は間違いなく後者である。

 これも先日書いたウー・ジンくんの「太極宗師」のカットなし全話のDVDが中国では販売していることを発見し、こっちは中国書籍専門の本屋さんを通して注文中である。これは中国の新聞紙に包まれて、遙々、日本国の東京の我が家に届くのであろうか。全部、中国語なんだよなあ、あたりまえだけど。

 韓国や中国のグッズを、ネットでポチッとやれば自宅に届いてしまうというのことの背景にある壮大なボーダーレス・ワールド・エコノミーというものについて、ここで以下、さあ書こうかと思ったけど、うーむ、めんどうなので別の機会としたい。

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May 08, 2007

なぜ、アメリカの政治家が判断できるのか?

 アメリカ議会のマイク・ホンダ下院議員は訪米した民主党の中川正春衆院議員と会談し、安倍首相がブッシュ大統領との会談などで謝罪したことについて「問題が十分終わったとは思っていない。真の意味の正式なおわびとは受け取れない」と述べたという。

 はあ?
 日本への公式謝罪の要求する決議案を出すのは、どうでもいいのだけど、このマイク・ホンダ下院議員なる人が、なぜ「真の意味の正式なおわび」であるのかどうかの判断ができるの?それを判断するのは、韓国だと思うのであるが。この人、何?

 こうなってくると、アメリカの連邦議会は、いかなる権限をもって、他の主権国家に対して公式謝罪なるものを要求できるのか、そのへん、きっちりしてもらおうじゃあないかと思ってくる。その要求に従わない場合の処罰も含めた要求でなくては、国家間における、この種のことは成り立たないものである。では、これは一体、いかなるものになるのか。注目したい。

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May 03, 2007

韓国映画『韓半島』は見たい!!

 昨年公開された韓国映画『韓半島』は、日本で公開しないのであろうか。
 あー、これ見たい。

 南と北が統一の象徴として、鉄道の完全開通式を行うが、日本は、1907年の大韓帝国(当時、李氏朝鮮は自国のことを「大韓帝国」と呼んでいた)(うーむ、「ていこく」だったのか)(まあ、日本もそうだったんだけど)との条約を根拠にして開通式を妨害し、韓半島に投入したすべての技術と資本を撤収すると韓国政府に主張してきた。この時の条約の国王の印鑑が正しいものではなかったという学説を持つ歴史学者が、自分の説を立証すれば、日本の圧力を覆し、韓国は救われると考える。この歴史学者の説を信じる大統領は、日本海じゃなかった東海に出現した海自の艦隊に対して戒厳令を宣言し、国璽の真相究明に希望を託す。これに対して、対日関係の円滑が国家の安定であるとする総理は、この国璽発掘を妨害し、歴史学者を殺害しようとする。日本の圧力はますます高まり、日本海じゃなかった東海(くどいか)(笑)上では、韓国海軍と海自が一触即発の状況に。さあどうなる!!これに、100年前の明成皇后暗殺事件(日本軍が関与したと言われるこの暗殺事件の後、日本による朝鮮合併政策が進んだ)がオーバーラップして、韓国は再び、日本に占領されてしまうのかあああ。

 というストーリィの映画であるようだ。ネットでは、それなりに話題になっているんですね、この映画。

 日本では公開しないとなると、日本語では見れないということで、映画の公式サイトで予告編を見ても、大統領を演じているアン・ソンギが、イルボンなんとか、と言っているので、あー日本がなんとか、と言っているんだろうなあぐらいしかわからないのであった。

 こりゃあもう、韓国でDVDが出たらネットで買うしかないな。で、英語字幕で見よう。

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シナリオ通りに進む日米関係

 日米関係は、今大きく変わりつつある。安部総理の訪米のアメリカのメディアは概ね歓迎ムードであった。このへん、訪米前のムードとは対照的であるが、アメリカにおいて慰安婦問題が解決したから沈静化したというわけではないので、あの騒ぎはなんであったのかという感じである。

 そうしたメディアの中で、ニューヨーク・タイムズのオオニシ記者は4月26日の記事の中でこう書いている。

'Mr. Abe is expected to make a low-key visit, staying just one night in Washington and limiting his exposure to potentially uncomfortable questions about his views on Japan's conduct during World War II."
(ミスターアベは、1日だけワシントン滞在であり、第二次世界大戦での日本の行為についての彼の見解への不機嫌な質問にさらされないように制限した控えめな訪問になるであろう。)

 実際のところ、その通りであった。会談は、4時間程度であったという。安倍総理の訪米は、なにかを決める会見ではなく、ただの顔見せ程度のものであった。ただし、これはオオニシ記者が書いているような従軍慰安婦問題があるからどうこうということではない。

 実際の内容は、安倍総理の訪米前に来日したアーミテージ元米国務副長官との間で打ち合わせができていたと思うのが妥当であろう。アーミテージは、北朝鮮問題について、あくまでも拉致問題を求める日本と、北朝鮮問題を解決する気はまったくない、むしろ対北朝鮮政策で融和路線に転じたアメリカ政府との間に対立がでないように、安倍総理に訪米で北朝鮮への強硬路線をアメリカに求めることをしないように「指導」したと思われる。

 ここで強調しておきたいのは、政治の分野でいう日米関係とは、日本とアメリカの「全般的な国際関係」というものではない。日米関係とは、日米安保条約を中心とした日米の軍事同盟関係のことなのである。それ以外のいかなるものではない。もちろん、日米間には軍事関係以外の関係がそれこそ無数にある。それはそれであるのであって、少なくとも国政の場で言う日米関係とはまず軍事的な関係を意味している。将来的には、日米自由貿易協定も含むであろう。

 つまり、カンタンに言ってしまうと、安倍総理がアメリカ大統領の山荘で何を会話したのかということはどうでもよくて、アーミテージが何を考えているのかが重要なのである。その意味で、アーミテージとナイ元国防次官補、そしてグリーン前国家安全保障会議アジア上級部長らが作成した「アーミテージ・ナイ・レポート2007」の方が重要だ。

 日米関係とは、日本国の総理大臣とアメリカの合衆国大統領が話しあって物事を決めて、そしてお互いの国が進めていくというのものではない。アーミテージとかマイケル・グリーンなどがまず物事を考え、次に彼らが日本に来て、自民党や民主党に根回しをし、その決定事項に従って日本国の総理大臣が進めていく、というものなのである。

 2000年の「アーミテージ・ナイ・レポート2000」と今年2月に出た「アーミテージ・ナイ・レポート2007」によれば、ポスト冷戦と中国の台頭を踏まえ、これからの東アジアの安定は、中国をその安定要因に組み入れることが可能になるかどうかにかかっている。そのために、日本はこれまでのような対米完全依存ではなく、日米同盟を基軸としながら、東アジアの安定のために周辺諸国と関わっていくことが求められている。米韓同盟が大きく後退しつつある今、従来以上に、アメリカにとって東アジアにおける日本の存在は重要なのである。そのためにも、日本の集団的自衛権に基づく軍事行動の自由化は不可欠である。自衛隊を強化し、東アジアにおけるアメリカの作戦行動の前方にも自衛隊が参加することが必要である。そのため、憲法に縛られることがあってはならない。

 つまりは、改憲がもっかの課題になる。改憲するためには、どうしたらいいのか。国民投票が行われなくてはならない。よって、4月13日に衆議院本会議で国民投票法案が可決されたのである。4月25日には、集団的自衛権の解釈変更を検討する有識者会議なるものが設置された。そして、安倍総理はアメリカへ行ったのだ。

 つまりは、安倍総理は、憲法改正に向けて日本は着実に進んでいますと報告に行ったようなものであり、だからこそ、キャンプ・デービットの山荘で数時間だけ会話して、それでオワリでよかったのだ。アメリカのメディアでも概ね(NYTのオオニシ記者を除く)歓迎ムードだったのである。

 安部総理の訪米での慰安婦問題への謝罪について、韓国の「朝鮮日報」紙は、社説「頭がおかしい安倍首相、話にならないブッシュ大統領」と題する一文の中で、安部総理がブッシュ大統領に慰安婦への謝罪を述べ、それをブッシュ大統領が受け入れるというのはおかしな姿ではないかと書いている。朝日新聞も、同様のことを社説に書いていた。これはまったくその通りである。

 この問題は本来、日韓の問題であって、アメリカの大統領や議員に謝罪するスジはどこにもない。ないのであるが、おそらく、これでアメリカのメディアは、この問題について騒ぐことはなくなるのではないか。中国が、この問題を大きくすることは望まないようであることは「その手には乗らない中国」で書いた通りである。そして、アメリカのメディアが沈静化したことを見ると、今月のアメリカ議会での従軍慰安婦問題議決案の審議の結果がどうなろうと、さほど大きな問題にはならないのではないだろうかと思う。つまり、今後、従軍慰安婦をひたすら問題視するのは、韓国といわゆる反日メディアだけになるということなのである。もし、アメリカのメディアが、安倍総理の訪米での謝罪で手打ちになるのならば、困るのは韓国と反日メディアなのだ。ただし、日韓関係で言えば、こうしたことでこの問題はさらに深くなる。これはあるべき解決でも、なんでもない。

 大ざっぱに言えば、アーミテージやマイケル・グリーンらのシナリオ通りに進んでいるのが、もっかの日本なのである。「アーミテージ・ナイ・レポート」は、日米双方の国益に基づき作られている。国益になるのならば、それでいいじゃんという意見もあるかもしれない。しかしながら、その日本の国益とは、アメリカから見た一方的な「日本の国益」であって、日本人自身が自分で選択した国益ではない。結果的に、一国の主権国家が、他国の意志に従って動いている。ここに、戦後半世紀間の日米関係のいびつさがある。安倍総理の今回も訪米も、そのいびつさの中にある。この日米関係のいびつさを、日本人以上に強く感じているのが、同じアジアの国である中国と韓国であろう。

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「行け!海上自衛隊」は必見だ!!

 ひさしぶりに自衛隊のサイトにアクセスした。

 海自の動画配信コーナーにある平成18年度版 街頭ビジョンCM「行け!海上自衛隊」は必見だ!!よくまあ、これが海幕でOKが出たなと思ってしまう。中国海軍(正しくは、中国人民解放軍海軍)にはでーきーんだーろぉー(できなくてもいいような気もするけど・・・。)

 「平成16年度版 街頭ビジョンCM」は見て、おおっと唸ってしまう。
 海自、カッコいいではないか!!

 「HEADLINE OF JMSDF」と「親愛なる海へ」もなんか見応えありそう。

 陸自のサイトは、ひと昔前よりは良くなった。でも動画はなんか重い、全然見れん。

 空自は、そうですかアニメですか。うーむ、なんだかな。
 F-22Aが欲しいと、さりげなく宣伝して欲しいなぁとか思ったりもするのであるが。
 これが導入されると中国、韓国、北朝鮮が黙っていないであろう。しかし必要なものは必要だ。

 ちなみに、「行け!海上自衛隊」は350万円で作ったそうである。自主映画並の予算で頑張っているのだ。行け!海上自衛隊!!

 ぢゃ、陸自の広報CMはガンダムで、つーことでひとつ・・・・。

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May 01, 2007

呉京を応援しよう!!

 日本ではあまり知られていない、李連杰(ジェット・リー)の後継者と呼ばれる中国の功夫アクター呉京(ウー・ジン)くんを応援しよう!!

 中国の功夫アクターは、大きく分けると中国拳法を道場や専門機関で学んだ武術者出身と、映画のスタントマン出身に分けられて、前者で有名なのが李小龍(ブルース・リー)、李連杰、甄子丹(ドニーイェン)。後者で有名なのが成龍(ジャッキー・チェン)だ。で、さらに言うと、功夫映画での拳法は南派がベースになっている。これは南派の方が映画ウケするというか、動きが直線的でリズム感があるからだ。洪家拳や詠春拳などがそうだ。これに対して、北派である少林拳や太極拳や八極拳は動きが円形であって、どこで始まって、どこで終わるのか、端から見ているとよくわからないので、あまり映画ウケはしない。しかしながら、ホントーの格闘術つーもんはそーゆーもんなんだと、北派の拳法を学ぶワタシはそう思う。

 そこで、北派の拳法を演じることができるのは、映画『少林寺』でデビューした李連杰ぐらいだなと思っていたが、李連杰と同じく北京生まれの北京体育大学卒であるためか、呉京くんも少林拳や太極拳の動きが巧みなのだ。このへん、香港のアクターとは違う。ちなみに、呉京くんは、小雪の弟かと思う程、顔がよく似ている。だから、応援するってゆーわけじゃあないけど。

 YouTubeで少しだけ見ることができる中国のテレビドラマ『太極宗師』は、楊家太極拳の創始者の楊露禅がモデルである。ここでの呉京くんの動きは、楊式ではなく、楊露禅が学んだ陳家太極拳の動きに近い。この套路のシーンはカッコよくて、オレもいつの日か中国へ行って、天安門広場とかでやるぜコレを(笑)。

 この『太極宗師』は、ダイジェスト版がDVDになっていて、日本語字幕版も出ている。でまあ、これを見たわけなのだけど。このドラマがすごくよくて、青年ヨンの拳法修行の物語で、この手の話でお決まりの、お師匠の娘とのラブコメ(笑)もあっておもしろい。ちなみに、この陳師父を演じているのが、映画『少林寺』でも出ていた于海さんですね。この人は、本当の武術者の人です。このドラマの中で、于海さんのやる太極拳の推手を見て、そうか本当はあそこまで大きく動くのだなと思った(わからない人、意味不明)。日本の女忍者と戦うシーンは、こんな忍者はいないと思いつつも楽しめる。監督は、あのユエン・ウーピンなので、いやあ動きがカッコいいスね。

 日本では、中国の武侠ものは、知る人しか知らないマイナーなジャンルではあるが。アジアの中華圏では、誰もが知っているメジャーなジャンルである。日本でもメジャーになることを望んで(うーむ、なるであろうか)、呉京くんを応援しよう!!

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