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May 15, 2006

公共や国家という理念がない人々

 日曜日夜のNHKのシリーズ「小泉改革5年を問う」の第一回を見た。その後、DVDで「ザ・ホワイトハウス」の第2シーズンを最初から見直していた。「ザ・ホワイトハウス」を見ながら、さっきのNHKの番組の中の「国にカネがないから、地方には回しません」という言葉を思い出した。

 日本の政治家は、そういう言葉を臆面もなく堂々と言えるのだなと思った。共和党でさえ、ここまで言わないだろう。今の日本は、国政は国家の政治ではないなと思う。公共や国家という理念が、この人たちの言葉には感じられないのである。その一方で、「政府は、在日米軍再編で基地の移転先を抱える自治体向けの振興策について、施設建設など計画の進み具合に応じて振興資金を配分する新たな交付金制度の検討に入った。」という。地方に回すカネは、なかったんじゃないんだっけ。

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Comments

とは言いながら、かつてNHKも他のメディアも地方のたかりを酷評していたのではという疑問がわいてきました。今日の第二部はましな議論だったように思えます。

それにしてもこちらのブログでの真魚さんのTBを含めたコメントへの返事、あれはブログ記事二つ分になりそうです。

舎さん、

第二部は見逃してしまいました。
アメリカは保守とリベラルで、政府や公共や国家とはいかなるものなのかが思想レベルで明確になっていて、その上で議論をしていくわけですが、日本の政治にはそうしたものがありませんね。

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