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January 06, 2006

日本の"The Japanese Way"とは、なんなのか 補足

 去年の年末に書いた「日本の"The Japanese Way"とは、なんなのか」が、ネットの一部で「海外メディアでは、日本は終わった国扱いになっている」ということで、いくつかリンクが張られていて、アクセスカウント数がべらぼうな数になっています。

 アクセスカウント数はどうでもいいのですが、この記事について補足しておきます。まず、アメリカのメディアで日本が無視されているということは、それほどショッキングなことではありません。ニュースバリューとして、日本よりも中国の方が高いというのは当然のことであって、目立つ、目立たないで言えば、日本よりも中国の方が目立ちます。マスコミは商売でやっていますから、どっちが顧客の関心を集めるかと言えば中国になるわけで、メディアに出なくなったから日本の位置が低下したというわけではありません。

 さらに言えば、最近のアメリカ映画の『SAYURI』や、少し前の映画『ラスト・サムライ』を見てもわかるように、欧米の日本理解は21世紀の今日に至っても、まだフジヤマ・ゲイシャ・サムライの程度です。これはもうはっきり言って異常です。欧米は、日本についてこの程度の認識しかない。しかも、メディアでは無視されているという状況です。

 これはある意味でチャンスだと思います。欧米の目が中国に集まっている今、日本はその陰で(まあ、陰に隠れてコソコソやる必要はないんですけど)いろいろとやっていくことができます。

 先の文章では、日本についてかなり悲観的な見方をしています。これは国家レベルで見れば、日本には悲観的な未来しかないということです。しかし今の世の中、国家云々でやっていることばかりではないです。つまり、国で見るとお先真っ暗なのかもしれませんが、個人や企業で見れば、昭和33年の夕日どころではなく、平成18年の希望と未来ある夕日であるというところは数多くあります。国際的にも競争力のある企業は、依然として競争力があります。自分で書いた文章に対して、こんなことを言うのもなんですが、こうした日本悲観論的な文章を読んで、ああっ日本の未来は暗いんだと落ち込む必要はありません。

 つまり、今の時代は、国家とか企業とか個人とかがバラバラなんです。ひと昔前のように、国家と企業と個人が「ひとつにまとまっている」わけではありません。新しい時代、新しい状況の中で、やっている企業、やっている個人はやっているわけで。ただ、そうした企業や個人は、あまりマスコミに出ませんから気がつかないだけです。

 国がどうこう、社会がどうこう、だから未来はないなどという閉塞感に落ち込む必要はまったくありません。このままではマズイなと思った個人や組織が変わっていけばいいんです。そうした方向に、日本は進み始めているように見えます。欧米のメディアは(日本のメディアもそうですが)このことがわかっていなくて、まだ旧時代の国レベルのみで見る傾向が強いわけです。

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「経済・政治・国際」カテゴリの記事

Comments

>国がどうこう、社会がどうこう、だから未来はないなどという閉塞感に落ち込む必要はまったくありません。このままではマズイなと思った個人や組織が変わっていけばいいんです

そうそう、その通り、どこぞの国の思惑にのって「どうせオレはダメダメさ・・・」と欝に乗るのは馬鹿馬鹿しい、そんな暇があったら現実を直視しつつやれることをやる、それが大切っすね。

・・・とは言え、組織は個人の集まりです、変わるためには音頭を取る人が必要これ事実、そういう意味で日本人はもっとリーダーシップを持つ人間(≠人格のみが優れた人)を尊重すべきです。

Posted by: kaku | January 08, 2006 at 03:03 PM

リーダーシップやマネジメントもそうですけど、コンテンツを創る人も尊重して欲しいですね。結局、「国」とか「組織」とかいった箱じゃあないんですよ。人ですね。

Posted by: 真魚 | January 09, 2006 at 01:18 AM

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