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July 04, 2005

東京都議会選挙があった

 3日は、東京都の都議会選挙であった。投票率は過去2番目の最低の43.99%であるという。僕は近所の小学校の投票場へお昼前に行ったのであるが、なんか人の数が少なく、これは投票率は低いかもと思ったものであるが、やはりそうであったようだ。

 投票所で投票用紙をもらって、その紙にえんびつで候補者の氏名を書き、それを投票箱に投函する。この一連の動作のために、こうして投票所へ来なくてはならないというのもなんだかなあと思う。この先、10年後も、20年後もこうした投票方法を続けるのであろうか。

 今回もというか、毎度というか、誰が、あるいはどこの党が当選すれば、都の何がどう変わるのか、ということがよくわからない選挙だった。いや、わからないのは、お前が悪いのであって、きちんと調べれば誰でもわかるようになっているのかもしれないが。この「きちんと調べれば誰でもわかるようになっている」のか、そもそも「わからない」ようになっているのか、あるいは、そうした問い方自体が正しくなくて、都議会選挙というものはそうしたものではないのか。とにかく、わけわからん。

 公明党が各区でトップ当選であるそうだが、投票率が低ければ組織票を持っている公明党が有利になるのは当然のことであって、別に公明党が数多くの都民の支持を受けているわけではない。

 「サラリーマン増税」が今回の選挙の争点であったというが、そうなのかと思う。もしかりに、今回の選挙で自民党に投票すると、いついつから増税になりますというのならば、投票率はこれほど低くはなかったであろう。

 しかし、である。おもしろくもなんともない東京都の選挙であるかもしれないが、東京都というのは改革すべきことが山のようにあるのである。都市のあり方を変える必要があるのだ。東京都が変われば、日本も変わると言っても間違いではないであろう。

 今回の都議選で、そうした未来ビジョンがある話があったわけではなく、これでは都民が投票に行かなくなるのも、当然のような気もしないでもない。東京都選挙管理委員会も、パパイヤ鈴木を持ってくるのではなくて、ネットラジオなり、メールマガジンなり、なんなりの情報発信の方法があったはずだ。今のやり方を見ていると、ますます都民は選挙から離れていくであろう。今の東京都には、どこにどのような問題があって、どの党の誰が、なにをどうしようとしているのか、それを行うことによってどうなるのかということを、もっと伝える必要があるのではないだろうか。

 いやまあ、そうしたことはすでにやっていて、それを知ろうとしない自分が悪いのかもしれないけれど。

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「経済・政治・国際」カテゴリの記事

Comments

真魚さん、

私、すごい熱心に選挙公報読みましたです。それでもやっぱり、「とにかく、わけ、わからん」でした。もう子供の名前を書こうかと思ったくらいです、ハイ。

党の推薦人が全員同じなんですよ。特に、自民党では安倍晋三さんが大人気らしく、「おお、次の首相候補と思われておるのだな」とよくわかりました・・・って、何の話か、って感じでしょ?

しかしねー、結果を見るためにテレビを付けりゃ「花田家納骨儀式」と「長島さん、復帰おめでとう」一色。もー脱力、です。

>今のやり方を見ていると、ますます都民は選挙から離れていくであろう。

ツケを自分たちで嫌と言うほど払うまで、行くところまでいくのか。はたまた、選挙と言う方法でなく、自己の主張をする社会になるのか・・・どちらにしても、怖ろしい。

Posted by: kaku | July 04, 2005 02:20 PM

かつて大前研一さんが都知事選挙に立候補した時は、大前さんの説明はわかりやすかったですね。で、あれから青島、石原と月日がたったわけですが、大前さんが指摘した東京都の問題は解決されることなく今日に至っています。

本来こうしたことの説明はマスコミがやるはずなのですけど、今のマスコミはそうしたことをやる意思もつもりもないんでしょうねえ。

選挙なぜかくもつまらないものになっているのかということを、我々は考える必要があるのでしょう。

Posted by: 真魚 | July 05, 2005 01:15 AM

<<この一連の動作のために、こうして投票所へ来なくてはならないというのもなんだかなあと思う。>>

投票所に行く誇りがないんですよね。政治の自由。民主主義の自由の尊さを知らない人が”一連の動作”のレベルに落としてしまうのでは?

私は日本人として誇りを持ってはじめて投票にいきましたよ。

自由を理解してその自由のための責任を果たすことを誇りに思う世界を作る必要があるのではないでしょうか?

MikeRossTky

Posted by: マイク | July 08, 2005 11:42 PM

告白します。私は7・3より7・4に気が向いてしまい、当日が都議選だと気づいた時には既に手遅れで投票に行けませんでいた。都民失格の行動です。

肝心なときに判断のバランスを狂わせてしまいました。

7・4は英和両ブログ同日発行です。とは言っても都民失格行為では余り説得力はなくなってしまいました。

Posted by: 舎 亜歴 | July 09, 2005 04:11 PM

Mike,

自由の尊さを感じて投票しようが、なにも考えずに投票しようが、動作そのものは「単純な動作」である。この「単純な動作」のために有権者は、役所が指定するある特定の場所に、ある特定の日時に「行かなくてはならない」。これが昔からの投票というもののパターンになっている。

今の世の中で、これはどう考えても投票者側の負担である。行政サービスとは、こうした国民の生活の上の不便さを解消するのが行政の役目の一つなのでは。

もっとラクに投票ができないものか。ラクに投票を行うということと、投票という行為の重さとは別の話である。

Posted by: 真魚 | July 09, 2005 06:00 PM

舎さん、

僕は当日の朝に、もしかしたらと思い、郵送されてきた封筒を見て確認しました。もし、あの時気がつかなかったら忘れていたでしょう。そのぐらい、今回の都議選は盛り上がりに欠けていたと思います。

Posted by: 真魚 | July 09, 2005 06:01 PM

<<この「単純な動作」のために有権者は、役所が指定するある特定の場所に、ある特定の日時に「行かなくてはならない」。これが昔からの投票というもののパターンになっている。

今の世の中で、これはどう考えても投票者側の負担である。>>

それほどの負担でしょうか?他の国の人たちは自分の命に代えてまでも投票所に向かっているのに、日本のリベラルな方はこれを”負担”と位置づけている。

私が行った投票所は近所の小学校。近所の小学生が通える距離にある場所って事。これが負担であれば、ネットでの投票もURLをたたくのもめんどくさいって話しじゃないのかな?

MikeRossTky

Posted by: マイク | July 11, 2005 02:08 PM

Mike,

負担です。負担であると感じる人がいる以上、負担です。日本では、参政権を持つことで、政治に参加しているのだという素朴な政治意識を持っていた時代はとうの昔に過ぎ去りました。今の時代は、投票するために投票所へ行くのは当然、政治に関心を持つのが当然という感覚では時代遅れです。

Posted by: 真魚 | July 12, 2005 01:43 AM

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