« なぜ、若い世代の家庭に本格的な経済援助を行わないのか | Main | 2005年は中国が最大の課題になるだろう »

December 31, 2004

「迷惑なアメリカ」がまだ続く その3

 アン・コールターの『リベラルたちの背信-アメリカを誤らせた民主党の60年』(栗原百代訳、草思社)を読んだ。本書は、リベラルがいかに外交的に無能で、反アメリカで、アメリカよりもかつては共産主義、今はイスラム教徒を支持しているかという話が延々と続く。

 1940年代から50年代にかけて、マッカーシー上院議員は、アメリカ政府内部に共産党党員や支持者がいることを指摘し、自ら先頭にたって摘発した。ここで重要なのは、マッカーシー上院議員はソ連のスパイを摘発したのではない。共産党党員やその支持者と疑われる人々を摘発したのである。今日では、その摘発された人々の中には、実際にソ連のスパイがいたことがわかっている。しかしながら、そうでない人も大量にいたのだ。これは、一種の魔女狩りであった。今日では、これを「マッカーシズム」もしくは「赤狩り」と呼び、完全に間違っていたことであったとされている。

 ところが、である。コールターは、マッカーシーが調査した人物の中には、本当のスパイがいたという事実を持ち上げ、よってマッカーシーはカンペキに正しかったのだと言う。ようするに、ソ連のスパイを撲滅させるためには、国内の共産主義者やその支持者を撲滅させればいいのだという考え方である。裁かれるべきことはスパイ行為であり、個人の共産主義への見解の内容ではない。仮に共産主義を心棒していても、それは個人の思想の自由である。しかしながら、コールターは、ようするに、リベラルとは反アメリカであり、冷戦期のリベラルは共産主義の信奉者であったのだから、そう扱われても当然であると言う。マッカーシーも、コールターも共産主義を理解をする者は、みんなソ連体制の支持者であると見なすのである。

 ただし、ここで指摘しておきたいことは、マッカーシーに対するこの時のリベラルの反応も理解し難いものがあった。上記に書いたように、マッカーシーが間違っているのは、ソ連のスパイを摘発したのではなく、共産党党員やその支持者を摘発したということだ。しかしながら、マスコミはマッカーシー個人の知性や人格への誹謗中傷に明け暮れたのである。つまり、ソ連亡き今日では想像もつかないが、あの時代のアメリカでは、共産主義を信奉することのどこが間違っているのか、それは個人の自由ではないかと正々堂々と公言できなかったのであろう。だから、民主党はマッカーシーに過剰な反応をしたのではないか。それこそ、マッカーシズムを生み出した土壌なのである。

 本書は、マッカーシーは正しかったに続き、ベトナム戦争は民主党が始めておきながら、指導者が優柔不断で、あげくに「この戦争には勝てない」というマスコミの論調を作りだし、そして敗北した。最終的には南ベトナムを見捨て、最終的にはインドシナ半島は共産主義の手に落ちたと言う。アメリカが北ベトナムに強硬な態度をとらず、敗北という恥ずべき事態になったのは、民主党が反アメリカであり、共産主義を支持していたからであるというのだ。コールターはこう書いている「(民主党は)口先では「平和」を望んでいると言いつつ、現実にもたらしたのは、「再教育」収容所と政治犯と共産主義者によるヴェトナム、ラオス、カンボジアでの悲惨な大量虐殺だった。」と。そして、「共和党の大統領だったら、開戦しなかったか、すばやく勝利したかのどちらかだったであろう。」とのことだ。そりゃあそうだろう、共和党だったら、もし北ベトナムが降伏しないのならば、この地球上から北ベトナムという国が消え去るまで爆撃をしたであろう。

 そして、コールターは共和党保守のお決まりのレーガン賛美である。レーガンの強固な対ソ連政策が、アメリカの冷戦の勝利をもたらしたことは事実である。しかしながら、当時、ソ連が内部崩壊を始めていたことも事実であって、一方的にレーガンであったからソ連が崩壊したわけではない。ソ連の内部崩壊の可能性は、カーター政権の安全保障担当補佐のズビグニュー・ブレジンスキーや日本でも歴史学者の山内昌之が指摘していた。レーガンが偉大だというのならば、もしキューバ危機の時の合衆国大統領が共和党であったらどうであったろうか。世界は核戦争に突入していたであろう。レーガンの相手が、徳川幕府の崩壊は避けがたいことを知っていた徳川慶喜のようなミハイル・ゴルバチョフであったことも大きな要因である。

 ただし、ここで重要なことは、レーガンは共産主義の存在をアタマから認めなかったということだ。なぜ、認めなかったのか。共産主義は、キリスト教に反するからである。ここでは、共産主義思想を認めるか、認めないかの、二者択一しかない。それ以前の外交政策では、リアル・ポリティックスに基づくバランス・オブ・パワーが主体であったが、レーガン政権では、バランスもなにもなく、とにかく共産主義をこの世からなくすという強靱な信仰が主体になったのであった。敵であるソ連を倒すためには、この世の共産主義すべてを消滅させればいいと考えるのだ。コールターはこう書く「レーガンの神と自由への揺るぎなき信仰が、ソ連の全体主義を打倒すべしというアメリカ国民の意思を燃えたたせた。共産主義は実現不可能な経済システムであるばかりか、それ自体が悪なのだとレーガンは言った。」

 上記の論理で考えれば、ようするに、フセイン政権を倒すためには、いくらバクダッドの市民が死んでもかまわなかったのである。なんてったって、異教徒なんだから。そして、それに異議を唱えるリベラルに対して、アメリカ国民は、なぜ自衛してはいけないのかとコールターは言う。アメリカがどこをいつ攻撃するかを、アメリカ人が決めて当然ではないかと言う。なぜ、フランスやドイツの承認が必要なのか。アメリカ人が「(リベラルがいう)「人間の尊厳」やら「人権」やらの御託を並べるより、国益にもとづくアメリカの外交であってなぜいけない。」と書く。リベラルは、アメリカ国民(特に中西部の人々)に嫌われることはなんとも思わないが、ヨーロッパ人に軽蔑されると大騒ぎするという指摘には読んで笑ってしまった。そしてコールターは書く「アメリカが生き残りをかけて戦っているときに、民主党はなぜ異教徒に嫌われるのかにこだわっている。なぜ外国人がアメリカ人を嫌うのかを思い煩うより、なぜアメリカ人が民主党を嫌いはじめているかを問うことのほうが、民主党にとって有益かもしれない。」

 反米行動は愛国心のかけらもないことであり、激しい怒りをともなう愛国心が必要なのだという。この観点からすると、今の日本の北朝鮮に対する軟弱外交は、北朝鮮による日本人拉致に対する怒りだけではなく、そもそも北朝鮮の金正日政治体制および共産主義への怒りが足りないから軟弱外交になっているのだということになる。北朝鮮に対して、共産主義思想は悪であり、この世から根絶させなくてはならないという使命感が必要であるということになる。そして、そのためには必要ならば、(今の自衛隊には爆撃機はないけれど)日本軍が平壌を爆撃し、罪なき北朝鮮の人々をいくら虐殺してもそれはやむをえないことなのだと考えなくてはならないということになる。(ちなみに、今の状況で北朝鮮に経済封鎖を行うのならば、そこまで覚悟をしてやれというのならば、それは正しい。)

 百歩ゆずって、いや、100億歩ゆずって、もし仮にコールターの言うことが正しいとしよう。では、アメリカ政府のやっていることが、本当にアメリカ市民の大多数にとってよい結果をもたらすことになるのだろうか。そうした疑問は、コールターにはない。そうした疑問を持つことすら、リベラルの反アメリカ的態度、非愛国的態度、そしてかつ非キリスト教徒的態度になるのであろう。

|

« なぜ、若い世代の家庭に本格的な経済援助を行わないのか | Main | 2005年は中国が最大の課題になるだろう »

「経済・政治・国際」カテゴリの記事

Comments

真魚さんのコメントで納得行かないところが… (あたりまえかも…)

”上記の論理で考えれば、ようするに、フセイン政権を倒すためには、いくらバクダッドの市民が死んでもかまわなかったのである。なんてったって、異教徒なんだから。”

倒さずにいくらバクダットの市民がしんでもかまわなかったのが現状ではないのでしょうか?またそのシステムをサポートする国連の”Oil for Food"プログラムの現実は?フセインとテロとの結びつきはパレスチナのサポートやテロ訓練所などで確定されている。国内での収容所では何千人もの人が鎖でつながれていた。それを見てみぬふりをしていたリベラル反アメリカの人達がアメリカがイラクに自由をもたらそうとすると急にバクダットの人達について心配を。

また、真魚さんのコメント内に”非キリスト教徒的態度”や”異教徒”となぜかキリスト教徒であることが問題であると受け取れる発言が。今アメリカでは”非キリスト教”反応ではなく”反キリスト教”行動がリベラルに見られる。

また、異教徒だから死んでもよいの根拠はどこにあるのですか?そんな事どこのサイトに行けば読めるのですか?リベラルのサイト?

リベラルが現サウジアラビアでどのように過激イスラムがサポートされているか、シリアでどのようにバース党が国内・レバノンで自由を脅かしているか、北朝鮮・中国で自由が束縛されているかを反アメリカと同じレベルで行動をおこしているのなら納得いく論議となるのではないかと思います。

ところで、Ann Coulterのような過激な人(保守のMaureen DowdやMike Moore版)の本を読む前にNatan Sharanskyのように、自由とはなにかを自由の環境で生きている私達に問いかける本を読んでみては?

マイク

Posted by: マイク | December 31, 2004 at 01:14 PM

Mike,

フセインとテロの直接的な関係はないということは立証されています。

ようするに、これ以上バクダットの市民が死ぬのを防ぐために、今アメリカがバクダット市民を虐殺したんだと。

<<異教徒だから死んでもよいの根拠はどこにあるのですか?>>

論理的帰結ですね。

アン・コールターの言っていることはまともに扱えません。コールターの本の翻訳本が出版されたことで、日本でもこの人の言っていることが正しいかのような受け入れ方をしている人もいるようなので、それははっきりさせておかなくては。

Posted by: 真魚 | December 31, 2004 at 06:55 PM

<<フセインとテロの直接的な関係はないということは立証されています。>>

パレスチナへの援助は立証されています。家族に$25,000。また”Oil for Food"Programでもお金がパレスチナのテロリストに行った事が立証されています。

<<アン・コールターの言っていることはまともに扱えません。>>

そうですね。Mike Mooreとかわりませんから。

MikeRossTky

Posted by: マイク | December 31, 2004 at 07:39 PM

Mike,

イスラエルから見れば、パレスチナの行動はなんでもテロだと。
あと、パレスチナを支援しているのはフセインだけではなかったですが。

Posted by: 真魚 | January 01, 2005 at 08:39 PM

Mike,

共産主義のスパイを摘発するために、共産主義を支持するする者を全部排除するという考え方と、イスラム過激派によるテロを防ぐためにイスラム教徒であるというだけで疑うというのは同じ考え方です。

ようするに共和党の発想はリスクをゼロにしたいと、そのためには警察国家であってもいいし、個人の自由は制限されてもいいとすると。しかしながら、そこまでやったって、完全にリスクゼロになりません。であるのならば、多少のリスクを負いながら個人の自由は維持されるべきだと考えなくてはなりません。共産主義者もイスラム教徒も、極端なことを言えばオウム真理教徒でもその存在は認められます。

Posted by: 真魚 | January 01, 2005 at 08:40 PM

<<フセインとテロの直接的な関係はないということは立証されています。>>

と真魚さんは書きました。

<<パレスチナを支援しているのはフセインだけではなかったですが。>>

確かにそうですが、他がパレスチナを支援していたから、フセインとテロの直接的関係が無いと立証はできません。 立証されているのなら、どこでそれが確認できるか教えてください。

<<イスラエルから見れば、パレスチナの行動はなんでもテロだと。>>

あなたの目から見たときはテロとみえないのですか? 

MikeRossTky

Posted by: マイク | January 01, 2005 at 09:35 PM

<<共産主義のスパイを摘発するために、共産主義を支持するする者を全部排除するという考え方と、イスラム過激派によるテロを防ぐためにイスラム教徒であるというだけで疑うというのは同じ考え方です。>>

今アメリカで行われているどの行動が1948年か1956年に起こったMcCarthyismと似ているのでしょうか?私自身、ルックスからいって、アメリカの空港で取り調べを受けても仕方が無いと思っています。青い目で、60歳の白髪の女性でも、今のアメリカの空港では”平等”の名のもとにチェックがかかるときがあります。もし、私が、単身でNYCからLAに片道切符で飛行機に乗るのなら、止められるのはあたりまえだと。

<<リスクをゼロにしたいと、そのためには警察国家であってもいいし、個人の自由は制限されてもいいとすると。>>

なにをベースにこの発言を?USA Patriot Actのどこをベースにこの発言を行っているのですか?確かにこの法律は完璧な法律ではありませんが、実際にどのように問題になっているのでしょうか?

昔は国際便に乗るときに、パスポート一つで乗れて、なんらチェックがかからない環境だったのですよね。それを変えたのは、日本では赤軍派、世界ではアラブのテロリストですよね。問題の基点はなんでしょうか?

MikeRossTky

Posted by: マイク | January 01, 2005 at 09:44 PM

Mike,

<<立証されているのなら、どこでそれが確認できるか教えてください。>>

テロとの関連で言うのならば、フセインのイラクだけではないですが。そもそも、北朝鮮は大量破壊兵器はある、テロとの関係はある、にもかかわらずアメリカはなにしないと、イラクの場合は、戦争前、大量破壊兵器はあるかもしれない、テロとの関連はあるかもしれない、で侵略を始めたわけですが、北朝鮮は明らかにそれらがあるにも関わらずなにもしないと。同じような独裁者のいるイラクと北朝鮮でなにが違うか。ようするに石油が出るか、出ないかであると。つまりは石油だったんと。

<<あなたの目から見たときはテロとみえないのですか?>>

私から見るとイスラエルもテロをやっているように見えますが。最初にやり始めたのはイスラエルですが。

Posted by: 真魚 | January 04, 2005 at 11:50 AM

Mike,

<<止められるのはあたりまえだと。>>

今回の大統領選挙で共和党に投票した人々は全員そう思うようであって欲しいものです。

テロ対策と称して、9.11以後アメリカ市民生活の自由がいかに制限されるようになったかについては近日中に書きます。

Posted by: 真魚 | January 04, 2005 at 11:50 AM

<<立証されているのなら、どこでそれが確認できるか教えてください。>>

確認するところについては全く述べてません。立証されていないと解釈していいですか?

北朝鮮と中近東を同じ次元にもってきて、”石油”の違いだと言って9・11を無視するとは…

<<今回の大統領選挙で共和党に投票した人々は全員そう思うようであって欲しいものです。>>

一番怒ってたのは民主党の筆頭、ケネディー上院議員のようで。コンピューターがランダムで彼を飛行場でセキュリティー検査に選択。なぜか、他の人は”わかりました”。彼は、逮捕される寸前にまで問題を拡大… 

マイク

Posted by: マイク | January 04, 2005 at 01:00 PM

またテロか……

マイクさん
以前私はあなたに、テロの日本語の定義を提示しました。

私の上げた定義によれば
パレスチナだけでなくイスラエルもテロを行っています。
国際社会も
『イスラエル治安部隊による暴力行為と過度の武力行使を非難する』と協議を。
(アメリカが拒否権を行使しましたが)

アメリカはイスラエルを支援しています。

都合の悪い相手をテロリスト呼ばわりして
自己を正当化するのいいかげん止めない?


立証についてですが、あなたは以前
「フセインとアルカイダの関係がある」旨を
発言されていました。
まず、これを間違いだと認めていただきたい。

話はそれからだ(-.-)y-~~

Posted by: ルイージ | January 05, 2005 at 01:16 PM

ルィージさん、

イスラエルに非がないとは言っていません。しかしパレスチナ(PLO)は10年前にオスロで条約を結び、領地と自治権の代わりにテロを規制すると。領地と自治権はパレスチナにわたされたが、テロは減るどころか増えるばかり。イランからの武器の密輸もばれる。でも”国際社会”はアラファトにチャンスを与え続けた。そのために犠牲者が両サイドで増え続けた。その上、パレスチナに住む人たちのイスラエルに対しての気持ちは悪化した。PLOは教科書、テレビ、ラジオなどを使って… 教科書にはイスラエルが無い中東地図など。仕事が無く貧困なパレスチナ。その筆頭のアラファトが300億円もの資産を。これについても”国際社会”は無言。PLO、ハマスなどはテロ組織です。確かに、福祉も行っている組織ですが、人の自由を奪い、経済的に人をコントロールする組織です。イスラエルは民主主義国家です。パレスチナ人の官僚もいる国です。言論の自由、宗教の自由、出版の自由などがある国です。暴力行為と過度の武力行使を非難される国でもありますが、同じような非難はなぜPLO、ハマスなどにおこなわれないのでしょうか?

<<「フセインとアルカイダの関係がある」>>

9・11にはフセインはたしかに関係していない。しかし、フセインとアルカイダとの関係が全く無いとは言えないと思います。たとえば、湾岸戦争時代のクウェートのパスポートがどうやってアルカイダの手に入ったなど、まだ解明されていないことが沢山。間違いとはまだいえません。

マイク

Posted by: マイク | January 05, 2005 at 02:07 PM

マイクさん、

パレスチナに非がないとは言っていません。
しかし

イスラエル軍は、ハマスの停戦受け入れ署名直後にミサイル発射複数死傷。

イスラエル軍が主導したタッル・ザアタルの悲劇などは明らかなテロです。

麻酔ひとつ打たずに外科手術を施す、危険な新薬の治験の人体実験に利用するなど
まるでナチの絶滅収容所のような有様。


おかげで、パレスチナに住む人たちのイスラエルに対しての気持ちは悪化した。
テロは減るどころか増えるばかり。
そのために犠牲者が両サイドで増え続けた。
イスラエルは分離フェンスなどを使って… 仕事が無く貧困なパレスチナ。隣りにすら移動できない。

確かに、イスラエルは民主主義国家ですが、
パレスチナ人の土地を不法に奪い、壁を造り病院にすら通えなくする国家です。
パレスチナ人の移動の自由、商売どころか病院で治療を受ける機会すら壁の存在によって成り立たなくさせている国家です。

言論の自由、宗教の自由、出版の自由などがある国でもありますが、
パレスチナ人の土地は不法に占領し続けています。

>同じような非難はなぜPLO、ハマスなどにおこなわれないのでしょうか?
同じような?
同じようなではなく、イスラエルのテロがより悪質だから、あるいは
総数としてイスラエルの国家テロが多いからでしょう。
ちなみに、PLOやハマスに対する非難も世界中で行われています。

ご不満なら、非難合戦でもしますか?

確実にイスラエルの方が悪質ですよ?

Posted by: ルイージ | January 05, 2005 at 04:38 PM

フセインとアルカイダの関係について

解明されていないことが沢山あろうが
フセインとアルカイダの関係が「有る」と
断言できません。当然立証もできません。

>立証されていないと解釈していいですか?
あなたは真魚さんにできないことをしろと?
あなたは、立証されていない
フセインとアルカイダの関係を
「有る」
と主張されるのに。

>9・11にはフセインはたしかに関係していない。
「確かに関係していない」とする立証は?
解明されていないことは沢山ありますよ?

なんか以前に、交わした会話だ(w)

Posted by: ルイージ | January 05, 2005 at 04:57 PM

<<おかげで、パレスチナに住む人たちのイスラエルに対しての気持ちは悪化した。
テロは減るどころか増えるばかり。>>

おかげで悪化したのでしょうか?それともパレスチナのリーダーシップがあおったのでしょうか?パレスチナのテロはイスラエルに向けただけではなく、パレスチナ人に対しても行われてきたのも事実です。

<<イスラエルは分離フェンスなどを使って… 仕事が無く貧困なパレスチナ。隣りにすら移動できない。>>

分離フェンスはなぜつくられたのでしょうか?オスロで要求どうりに土地は返す。治安を守れるように治安部隊も作れ。その代わり、テロを止めろ。自爆テロはこのフェンスを作った後、激減した。国家として国民を守るには相手に報復する以外にこの手段しかなかったのでは?

職が無いのもパレスチナがイスラエルや海外の支援で作られるはずの工場を妨害したり。PLOやハマスに生活を頼る環境をパレスチナの支持者が作ったわけですよね。パレスチナ人の生活の自由を踏みにじったのはPLOやハマスですよ。

<<確かに、イスラエルは民主主義国家ですが、
パレスチナ人の土地を不法に奪い、壁を造り病院にすら通えなくする国家です。

パレスチナ人の移動の自由、商売どころか病院で治療を受ける機会すら壁の存在によって成り立たなくさせている国家です。>>

イスラエルの国民をパレスチナ人自体をも守らない政治体制から守ろうとする国家です。

<<言論の自由、宗教の自由、出版の自由などがある国でもありますが、
パレスチナ人の土地は不法に占領し続けています。>>

パレスチナで言論の自由、宗教の自由、出版の自由、教育の自由を行使すると、支持者に殺されてしまいます。

またイスラエルは不法に占領し続けている土地を返すと提案してパレスチナに断れたわけですよね。

PLOがオスロ条約に基づいてトリポリからパレスチナに戻った10年間。環境が悪くなった。今アラファトがいなくなり、問題の解決があるかもしれない。なぜ?

それは自由が無いパレスチナの環境をアラファトのみが問題解決できると思っていた国々がサポートしていたから。300億円という富を蓄えらせ、パレスチナ人から自由を奪っても問題ないと。この環境を”Enable”させたアメリカ、イギリス、ヨーロッパ、などなど。10年前PLO以外の平和的パレスチナ政治家はほとんどPLOによって殺された。10年前オスロに絡んでCNNでよく出てきていた政治家は今いない。

アラファトがいなくなり、中心人物がいなくなり、現状維持の矛先が無くなった。ハマス、PLO、などはテロ組織でしかなくなり、お金をコントロールする”人物”がいなくなった。選挙などでパレスチナ人にアピールして、今後の環境が改善できると言うシステムができればと。だから、今解決が可能になると。

さて、今後どうなるかな?

マイク

Posted by: マイク | January 05, 2005 at 06:29 PM

>またイスラエルは不法に占領し続けている土地を返すと提案してパレスチナに断れたわけですよね。

ひどい事実誤認ですね。
自分で作ったオスロ合意を事実上破棄しているのはイスラエル側です。

そもそも、シャロン首相の岩のモスク視察が緊張を高めたのは事実。

オスロ合意は、土地泥棒が土地を暫定的に返すという発想。
私は、支持していましたがこういうのを日本語で

「盗人猛々しい」

といいます。

>300億円という富を蓄えらせ、パレスチナ人から自由を奪っても問題ないと。
問題ないといったのは誰?
また、妄想でなければ、ソース希望。

Posted by: ルイージ | January 05, 2005 at 10:26 PM

Mike,

<<フセインとテロの直接的関係が無いと立証はできません。>>

あったのか、ないのか、立証されていないことで戦争を初めて欲しくないものですが。ブッシュの先制攻撃というのはそうするにそれだと。疑わしきは罰するわけだと。

Posted by: 真魚 | January 05, 2005 at 11:08 PM

『職が無いのもパレスチナがイスラエルや海外の支援で作られるはずの工場を妨害したり。PLOやハマスに生活を頼る環境をパレスチナの支持者が作ったわけですよね。パレスチナ人の生活の自由を踏みにじったのはPLOやハマスですよ。』

責任転嫁もここまでいくと気色悪いですね。
土地泥棒の片棒を担ぐアメリカ的発想ですか。

そもそも、イスラエルが彼等の土地を奪わなければ
PLOやハマスに頼らず生活できていたんですがね。
(そもそもPLOなど発生しなかった)

>分離フェンスはなぜつくられたのでしょうか?
>国家として国民を守るには相手に報復する以外にこの手段しかなかったのでは?
土地泥棒が、土地の持ち主から自衛のために作った壁を
正当化するなんて!

国際司法裁判所の「国際法に違反する」という判断は
国際社会の、ほぼ一致した見解といっても過言ではない。

WHOも慢性病患者や老人、乳幼児への影響に憂慮を表明。


あなたのモラルを疑います。

Posted by: ルイージ | January 05, 2005 at 11:47 PM

<<ひどい事実誤認ですね。
自分で作ったオスロ合意を事実上破棄しているのはイスラエル側です。>>

そうですか?オスロ合意でPLOは何を約束しましたか?その約束の内なにを実行に移しましたか?調べてみてください。何一つ実行に移していないと。

バージニア州のWyeでどのような提案がされ、アラファトはどう対応しましたか?

オスロ合意でアラファトに与えられた権限を使ってアラファトはどのようにパレスチナ人の利益となることを行いましたか?

イスラエルがオスロ条約をどう破棄したのですか?

<<300億円という富を蓄えらせ、パレスチナ人から自由を奪っても問題ないと。
問題ないといったのは誰?
また、妄想でなければ、ソース希望。>>

300億円のソースですか?私のブログで以前書きましたが、フォーブスがアラファトの死の前に世界の政治家で誰が一番金持ちかの記事を。

パレスチナ人から自由を奪っても問題ない?欧米のPLOのサポートの結果がそうですよね。アメリカの外務省高官、Dennis Rossなどはパレスチナ情勢の中、アラファトにはすごいプレッシャーがかかっている。だから、彼に対する非難を行うと、アラファトの地位が薄れ、パレスチナ人を代表する人物がいなくなると。目をつぶるしかないと。

http://www.foreignpolicy.com/story/files/story179.php に行っていただければ、アラファトをそれなりに外交的立場からサポートしていたDennis Rossのアラファトへの評価が。オスロを含め、アラファトがどのように平和プロセスを悪用していたかを…

<<そもそも、シャロン首相の岩のモスク視察が緊張を高めたのは事実。>>

まず、シャロンは当時、首相ではなく野党のトップでした。

岩のモスクと同じところにある”Temple of Mount"に行くにあたってシャロンは視察前に他のイスラエル官僚がこの場所に行くときと同じく、イスラム宗教リーダーと調整を取った上で視察を行った。"Temple of Mount"はユダヤ教の聖なる地でもある。なぜか、岩のモスクに行ったなっていますよね。二日後に始まった二回目のインタファダは13年前の初回インタファダと違い自発的なものではなかった。

じゃなぜおこったのか?バラク首相はパレスチナに西岸とガザにパレスチナ国家、エルサレムにパレスチナの首都、パレスチナの難民対応などを提示していた。パレスチナが希望していて、海外からみてもまっとうな提案。そのかわり、テロ、暴動を止めろと詰め寄られていた。しかし、その内容をうけとめれば、地位を失うのはアラファトであった。そのために、第二インタファダをはじめて”コントロールできない”と… インタファダが始まる二日前のシャロンの視察は口実にしかすぎない。6年かけて作り上げた”恐怖”に基いた権力をそう簡単に失いたくなかったのですね。

マイク

Posted by: マイク | January 05, 2005 at 11:48 PM

『そのかわり、テロ、暴動を止めろと詰め寄られていた。しかし、その内容をうけとめれば、地位を失うのはアラファトであった。』

『6年かけて作り上げた”恐怖”に基いた権力をそう簡単に失いたくなかったのですね。』

あいかわらず、根拠の無い感想を断定的に語っていらっしゃる。

テロや暴動を止められないが故に
アラファトを断罪することが
赦されるとすれば

アメリカ軍が収容所で人権侵害を
引き起こしてしまった
ブッシュも断罪されてしかるべき。

あいかわらずの、そして見事なまでの
ダブルスタンダードですね。

Posted by: ルイージ | January 06, 2005 at 12:25 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/36163/2422031

Listed below are links to weblogs that reference 「迷惑なアメリカ」がまだ続く その3:

« なぜ、若い世代の家庭に本格的な経済援助を行わないのか | Main | 2005年は中国が最大の課題になるだろう »