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November 04, 2004

「迷惑なアメリカ」がまだ続く

 現時点ではまだ決定していないが、ブッシュ再選と見てまず間違いないだろう。興味深いのは、東部と、ワシントン州、オレゴン州、そしてカリフォルニア州以外は、中西部も南部も全部共和党支持であるということだ。まあ、予測されていたことであるが。アメリカは急速に保守化し、右翼化している。以前にここでも書いたように、なにゆえ共和党・保守主義がこれほど支持されるのか。これからの僕のテーマのひとつは、これとする。僕は、中西部や南部を訪れたことがない。実際に行ってみて、考えてみたい。

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Comments

<<なにゆえ共和党・保守主義がこれほど支持されるのか。>>

自由! その一言です。

政府が個人のために自由をまもるのではなく、個人が政府から自由を守る。 

アメリカの中部・南部について理解したいのなら下記の記事を推奨いたします。

http://www.opinionjournal.com/extra/?id=110005798

マイク

中絶は認めない。同性結婚は認めない。これが「自由! その一言です。」ですか。
さらにブッシュ政権がやっていることは、テロ対策と称して個人の自由を迫害しています。次の4年間でアメリカの経済はさらに悪化するでしょう。

>なにゆえ共和党・保守主義がこれほど支持されるのか

私としては「アメリカ人の決断理由」を知りたいなと思いました。米国に起きている現象は、必ず世界的な現象であるはずだから。いずれにしても米国の投票権を持たぬ我々日本人に出来る事は、今後の米国へのstrategyをしっかり持ち、淡々とこなしていくだけ、でしょうね。

南部・中西部旅行…いいですねえ。私は「南北戦争」をテーマに、事件を時系列に旅しました。だから、スタートはSCのチャールストン。終わりは、VAのAppomattox Court Houseでした。車での旅をお勧めします。真夜中に街頭一つ無い、真っ暗な南部の森深き一本道をアジア人が車でひた走る…この経験、きっととてもじゃないけど都会人の唱える「銃規制」なんて絵空事だ、と思わせてくれると思います。

何はともあれ旅行記、楽しみにしています。でも、安全には充分に気をつけて下さいね!南部に住んでいた私が言うのですから信じてね、夜の南部は都会とは別の意味で…怖いよ!

<<中絶は認めない。同性結婚は認めない。>>

中絶は殺人と一緒と考える人がアメリカには沢山います。そのため、税金を使って中絶を行う事について反対している人がいます。また、中絶が必要が無い環境、すなわち、命を大切にして、中絶をせずにAdoptionが選択肢の一つとならないといけないと考える人がいます。もうひとつの問題は中絶への対応は元々は州単位での議論そして法の整備が行われるのが理想ですが、司法によって合法かされ(米国憲法のどこに中絶が…と聞く人が多いですね。)議論がちゃんとなされないまま、今日に至っていると思います。この議論がちゃんとなされれば、正当な中絶理由以外の中絶を防ぐにあたる政治が整備されると思います。

同姓結婚も、政府と”結婚”との関係をまず考えると同姓結婚がおかしいという理由も判ると思いますが。二人の人が一緒になるためのみの結婚はアメリカでは”Civil Union”と言う手段があります。結婚し、子供の育英を支えるために、幾つかの税制優遇があります。また、保険や財産存続なども法律で”子供”がある事が前提で作られました。同姓結婚では子供はできません。だから、特別な政治的、税制、法律的対応がなぜ必要かが論議されないといけない。その論議なしで司法を使って同性結婚を世間に押し付けるリベラルの体制が拒絶されているのです。

中絶・同性結婚。両方がちゃんと論議されれば課題としてちゃんと扱われるのでは?

<<次の4年間でアメリカの経済はさらに悪化するでしょう。>>

また根拠も無い事を書いていますね。もし経済が悪化するのなら、なぜ2日の朝、ExitPollのケリー優勢の報告に基づいて株が落ち、今日はブッシュ二期目が決まって株が上がったのですか?

ブッシュが政権をとる前から景気は落ち始めていました。これはどこの経済誌を読んでも出てる情報です。その後9・11の影響でホテル・航空産業をはじめ沢山の産業が悪影響を受けた、この17ヶ月間は毎月経済指数は上向いています。(思ったより上昇が低い月もありましたが、指数は何時も上昇していますよ。)

今日のブルンバーグなどではケリーじゃなくて良かったと…

根拠の有る発言をお願いいたします。

マイク


<<夜の南部は都会とは別の意味で…怖いよ!>>

Kakuさん、確かに。私はNYCの深夜を歩く方が南部の片田舎の夜深夜歩くより安全かと。南部の深夜で歩き回っている人は基本的に問題を探している人と見られますから。他人の土地に迷い込もうなら、殺されてもって感じですよね。

マイク

ブッシュ再選おめでとうございます。


キリスト原理主義やらいろいろありますが
私はやはり、「対テロ」なんだと思いました。
(アメリカ国内問題には疎いともいう)


911は日本人の被害者もいらっしゃいましたが
所詮、アメリカの国内問題。


アメリカ人にすれば
イラクで10万人死のうが
原爆により広島・長崎で36万人死のうが(蛇足)

9.11にアメリカ国内で約3000〜4000人死亡した
ことのほうがrealなんだろうと。
(security Momsとか)
わからないでもないですが。
実際怖いよね?身近でおきたら。


ちなみに在日米国大使館によれば
『フセイン政権の下では、何十万もの人々が、フセインの行動の結果として死亡した。』
上げている総数は394815人でした。
http://japan.usembassy.gov/j/p/tpj-j20030428d2.html

独裁維持のため何十万人も殺すフセイン。
自衛のために誤爆を繰り返すアメリカ人。

何が違うんだか。
あっ、自由でしたっけか。

kakuさん、

あっいえ、この次期4年間のうちに行きたいなと思っているだけで、今すぐ行くわけじゃあないです。でまあ、シカゴにしようかなと思っているんですが、そうですね、やっぱ、deep southへ行かなくてはならないですね。南部というのは、元々民主党の地盤だったんですが。kakuさんの知っているアメリカと、僕の知っているアメリカは違うんだろうなと思います。そのへんになにかあるのではないかと漠然と考えています。

車は、サンフランシスコでは日本人が多いせいかAAAの事務所に日本語の説明書がありましたけど、南部はどうなのかなあ。(といっても、その時は人に運転してもらって、自分は一度も運転したことがないんですが)

マイク、

中絶と同性結婚について、保守の言っていることはよくわからないとか言いようがないのだが。

とうとう「双子の赤字」が表面化してきましたね。ドル安になっていますけど。ユーロが高値ですね。こうなると、私は自分のドル預金を全部ユーロにしておけば良かったなと思っていますが。

真魚さん、

>kakuさんの知っているアメリカと、僕の知っているアメリカは違うんだろうなと思います。そのへんになにかあるのではないかと漠然と考えています。<

私の友人にサンフランシスコ出身の白人男性がいるんですが、その人とチャールストンまで車で同乗した時、「白い頭巾を被った人達に殺されるのではないか」と本気で心配していたのが驚きでした。それくらい、西部と東部/南部では別世界と言う事か、と。

でも、deep southには古き良き「southern hospitality」が今でも残されています。多くの人々の人懐こい南部弁と笑顔そしてBBQ…私が過去に住んだ事のある他のどの地域よりも南部を愛する最大の理由です。

AAAの日本語説明書きは当然のごとく、どこにもありまへん。その上、観光協会を含むカウンターの方々はもちろん、ガソリンスタンドだろうとどこだろうと、南部弁は素人には50%も理解できない、と覚悟して下さい。従って、ご自分で事前にルートを確認しておく、エンジンオイルを積んでおく、などの準備が必要不可欠になります。

最後に突然dinnerに招待された場合の南部流儀を一つ:

If you're not wearing a jacket, roll up your sleeves!

kakuさん、ご返事が遅れてしまいました。
ちょっと先週から仕事が立て込んでいました。ようやくラクになってきたのでネット復活します。

アドバイス、ありがとうございます。南部、もちろん知識としてはイメージできますが、実感としてわかないですね、行ったことがないから当然なのだけど。
よっしゃあ、そんじゃま、昔のようにジーパン姿にバックパック背負って、南部の旅に行ってこようかな。いつ行けるのか、わからないけど。休みをとると決心しないと休みはとれないし。(でも、その前に京都へ行って、まったりしたいという気分ではあるんですが。)

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