スタートレック・ボイジャー・シーズン2のDVDを買いました
スタートレックという、このアメリカのテレビ番組について、僕がもし語るとなると間違いなく新書本一冊分のテキスト量になるであろう。それほど、このテレビ番組から受けた影響は大きい。そもそも、少年の時に、海の向こうの「外国」という異質の文化・文明について知るということへの興味と関心を僕に教えてくれたのが、このテレビ番組シリーズだった。外国の中でも、とりわけアメリカに関心を持ったのも、このテレビ番組シリーズを見たことも影響している。今日の私があるのは、スタートレックがあったからである。
そのスタートレック・シリーズの第4シリーズが「スタートレック・ボイジャー」(略称VOY)だ。1995年に始まったシリーズで、2001年5月をもって終了している。今年からDVDのリリースが始まった。1966年に始まったスタートレックは、その内容がSFドラマとしてしっかりとした内容になっていたが、1987年から 94年にかけて放送された第2シリーズの「新スタートレック The Next Generation」(略称TNG)で、もはやたんなるSFドラマではなく、良質のヒューマンドラマとして確立したと言えるだろう。
このTNGもすごく好きなのだけど、VOYはTNGとともに僕が大好きなシリーズだ。なんといっても女性艦長のキャサリン・ジェインウェイン大佐がいい。ドクターのキャラがいい。セブン・オブ・ナインはみんないい。(みんなって、なに?)(^_^;)ちなみに、ヒューレット・パッカードのCEOのカーリー・フィオリーナを見るとUSSボイジャーのジェインウェイン艦長を思う。
このストーリィは、惑星連邦の宇宙艦隊の航宙艦USSボイジャーが調査任務中に謎のテトリオンビームによってクルーごと地球から7万5千光年離れたデルタ宇宙域に転送されてしまう。VOYは、このデルタ宇宙域から地球に帰還するまでの行程の物語だ。
このVOYの待望のDVDリリースが今年から始まり、今月は第2シーズンのDVDの発売だった。以前、CS放送のスーパーチャンネルでVOYは見ているのだが見逃した回も多い。こうやって、DVDでまとめて見れるのはなんとすばらしいのだろう。当然ながらTNGもDVDで全部持っているが、その昔、サンフランシスコへ行った時は必ずTNGのビデオを何本か買ってきたものであったが、今やこうやってDVDで見れるというのはなんていい時代になったのだろうか。
VOYはスタートレック・シリーズの中で、しっとりした感じがするエピソードが多いように思う。これはTNGの時から作品にたびたび参加していた女性脚本家のジェリ・テイラーが、VOYでは脚本と制作のレギュラー・スタッフになったからかもしれない。作品の内容の幅の広さと深さは、TNGよりVOYの方が大きいように思う。
今の現実のアメリカの政治は、ますます墓穴に向かっているように見えるのだけど、スタートレックを見るたびに、こうした優れた番組を作れるアメリカはまだまだ大丈夫なんじゃないかと思う。
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Comments
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はじめまして。ゆびとまと申します。
私もスタートレック大ファンです。Janeway艦長大好き。Seven of Nineも大好き。実はChakotayがけっこうタイプだったりします。
でも私の圧倒的一番のお気に入りはTNGのDataです。
いつかスタートレックについてエントリ立てようと思っていますが、なかなかできません。
ではまた。
Posted by: ゆびとま | September 19, 2004 05:17 AM
ゆびとまさん、初めまして。
ブログを拝見しました。興味深いブログですね。
Chakotayはいいですよねえ。精神的内面が充実している人という感じで。
VOYでChakotayの少年時代が出てくるエピソードで、ネイティブ・アメリカンの会話言葉が出てくる(そして英語の字幕が出る)のは感動しました。やっぱりスタートレックはすごいです。
僕もデータは好きです。Brent Spinerっていい演技しますよねえ。
スン博士とロアを見事に演じ分けるし。
映画「ネメシス」のラストではああなってしまいましたけど、B4がいることでデータはまだいるような気がします。
スタートレックのエントリ楽しみにしています。
Posted by: 真魚 | September 20, 2004 01:28 AM