死に急ぐ社会
22日、秋田県羽後町の中学校で焼身自殺をした中学3年生がいたという。
同じく22日、岩手県前沢町のJR東北線前沢駅で、同県胆沢郡内の県立高校1年がホームに入ってきた上り貨物列車に飛び込み、即死したという。駅の待合室で、一緒にいた学校の友人に「これから飛び込む」と言い残し、自分の荷物を預けた直後、列車に飛び込んだという。
同じく22日、東京都では、中学生らしき女の子が5歳の子供を共同住宅の4階と5階の間の踊り場から突き落としたらしいという事件が起きた。
茨城県では先日、女子高生が殺害されている。
実際、この手の事件は毎日どこかで数多く起きているものなのだろうけど、こうも立て続けに見せられると暗澹とした気分になる。この、どこかのタガがはずれたような状況は、ずっと前から始まっていたのだろうけど、それが表面化してきた感じだ。もう、天は落こっちゃんたんだろうなと思う。
厚生労働省が03年の合計特殊出生率が1.29に低下したことを年金制度改革関連法成立の12日前に把握しながら、法成立5日後の10日になって発表したという。年金がどうだとか、厚生労働省が隠していたということ以上に、出生率が毎年低下しているということの方が重要だと思う。もはや、人は子を産み、育てることをしなくなったということだ。これは、日本社会そのものが自殺を望んでいるのだと思う。社会全体が衰弱死もしくは自然死に向かって進んでいる。
前に、ここで「終わった世界」という記事を書いたが、正しくは「死に急ぐ社会」なんだと思う。 今、僕たちはなにか取り返しのつかないものが崩壊していくのを目にしている。
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