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June 03, 2004

小6カッターナイフ殺人事件を考える

 長崎県佐世保で、小学6年生の女子が同じクラスの女子をカッターナイフで殺害するという事件が起きた。それも、ネットで面白くないことを書き込まれたので、殺すつもりで呼び出して殺したという。ついに、小学生までもがこうした事件を起こすようになってしまったという気がする。それにしても、軍用ナイフではなく、カッターナイフで相手の首を切ったのである。よほどの殺意がなくてはできないだろう。それほどまでに相手を恨んだという「ネットに書かれたこと」とは一体なんだったのか。

 教師や学校の責任を言う声があるが、教師や学校がここまでカバーできるものではない。小学生はインターネットの使用を禁止せよという声もでてくるかもしれないが、インターネットが悪かったというわけでもない。今回、加害者が14歳未満のため刑法41条の規定で刑事責任を問われないということに対して、成人と同様の罰を与えるべきだという意見が多い。もちろん、犯した罪に対する厳罰は与えるべきだと僕も思う。それはそうだなと思う反面、この加害者の小6の子供を処刑して、それで終わりにしていいとも思えない。

 この加害者の親の責任であるということは確かにそうだろう。しかし、世の中のどれだけの親が確固たる自信をもって、自分は自分の子供の教育をしっかり行っていると胸をはって言えるだろうか。ましてや小学生の高学年である。叱るのも難しい年頃になってきている。親だからといって、子供のことがすべてわかっているというわけではない。きちんとしつけを教えなくてはと思う反面、いや、あまり厳しく言うと、うるさい親だとかえって反発するかもしれないと思う。いや、そういうふうに、子供の教育を躊躇すること自体に問題があるのかもしれない。やはり、親は親としてきちんと毅然たる態度で子供の教育を行わなくてはならないとも思う。しかし、今の時代は家族が希薄になり、親の力というものが昔よりも著しくなくなっている。今の子供は、親の言うことを聞かない。逆に、あまり親の言うことに素直に従い過ぎる子供でも困る。基本的なことは親の指示に従って欲しいが、それ以外は自分で判断ができる子供であって欲しいと思う。つまり、教育ということについて、どれが絶対正しいということはない。実際のところ、親は悩み続けながら手探りで子供と接していくしかない。

 もちろん、親に責任があるのは確かなわけであるが。

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